大豆イソフラボンが筋萎縮の緩和に関与するまでの記事で脱脂ダイズについて見てきた。
脱脂ダイズというのはその名の通り、脱脂(食用油のダイズ油を抽出)した後の粕を指す。
このダイズ油について改めて考えてみると、何に使われているのか?であったり、搾油方法は何か?であったり、搾油した後の粕にはどれ程のイソフラボンが含まれているのか?といったことは何も知らないことに気が付いた。
唯一知っていることとしては、脱脂していないダイズから作った味噌や醤油は味わい深いといったところだろうか。
脱脂ダイズを調べている時に、搾油方法に不安があるという記載を見かけることが多かった。
石臼みたいのでダイズを挽いて採油しているのではないのか?
というわけで検索をしてみたら、Wikipediaに主流の搾油方法が記載されていた。
粉砕加工したダイズをヘキサンという溶剤を加えて脱脂する溶媒抽出法で搾油しているそうだ。
Joel Holdsworth (Joelholdsworth) - 投稿者自身による著作物, パブリック・ドメイン, リンクによる
ヘキサンは人体にとって神経毒があるそうだが、沸点が69℃と低く、搾油後に速やかに除去できるそうだ。
なんて説明されているが、本当に完全除去出来るの?と不安になる気持ちも分かる。
今の知識ではなぜヘキサンがダイズから油と脱脂ダイズにうまく分離できるのか?の仕組みが全く想像がつかないため、アミノ酸やイソフラボンはどうなってしまうのか?も想像ができない。
ここらへんの話は追々機会があれば丁寧に触れていくことにしよう。