エストロゲンとセロトニンの合成についてに引き続き、ダイズイソフラボンに関する研究を探していたら、大豆イソフラボンによる筋肉減少予防効果のメカニズムを解明 - 東京大学大学院農学生命科学研究科 研究成果というページにたどり着いた。
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詳細は端折って、発表中の展望に触れておくと、ダイズに含まれるイソフラボンの一種であるゲニステインの日常的な摂取が運動不足や骨折等による筋萎縮の進行を遅らせるものと期待されている。
ゲニステインは前回の記事で触れたエストロゲン受容体(ER)のERαに作用して、筋萎縮の緩和に作用するそうだ。
巷で脱脂ダイズ由来の健康食品が増えてきている。
脱脂ダイズにはトレーニングに必要な成分やイソフラボンが残っているらしい。
ダイズで人工肉を作ったり、ダイズ麺も市場に出始めているので、脱脂ダイズの価値は高まっていくかもしれない。
前回のセロトニンや今回の筋萎縮の緩和といった内容が出てきて、前回紹介した研究報告でもイソフラボンを女性ホルモンと扱うのは適切だろうか?といったニュアンスで書かれていた。
今後の情勢を加味すると、脱脂ダイズの理解は進めておいた方が良さそうだ。
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