息子と毎日河川敷の草を見るのが日課になっている。
河川敷というのは太陽(特に紫外線)や風の影響が強く、植物にとって過酷な環境であるという認識が日に日に強くなっているわけで、河川敷に集まってくる草は猛者ばかりだ。
常に上流から鉱物由来の栄養が流れてくるので、根腐れの耐性を強くすれば養分取り放題といった、冒険者にとっての約束の地感もある。
そんな中冒頭の写真を改めて見てみると、
一見セイタカアワダチソウの花が目立っているように見えるけれども、よくよく見てみると、
ヨモギも負けちゃいない。
どちらもキク科の草なのだけれども、アワダチソウの方が虫媒花で、ヨモギは風媒花。
虫媒花の方のアワダチソウはそろそろ冬になり花粉を媒介する昆虫がいなくなるが、風媒花のヨモギにとってはそんなことは関係ない。
という風に見ると、一見アワダチソウが優勢に見えて、ヨモギはアワダチソウを盾にして風から身を守り、アワダチソウの勢いがなくなった頃に優勢になり風を利用する。
そんな風に見え始め、共存しているようにも見えてくる。
実際はどうだか知らないが…