GW前に撮影していて触れるのを忘れていた。
街路樹の下や、アスファルトの割れ目あたりで時々見かけるオレンジ色の小さな花。
見た目は可愛らしい花なのに、やたらと強靭な生え方をしているこの草はおそらくナガミヒナゲシだろう。
様々な本やサイトで警告されている草なので印象に残っている。
この草は強力なアレロパシー作用をもつ物質を分泌しているとされ、一つの花から出来るタネの量が非常に多く、しかもタネが未熟でも発芽するらしい。
この草は1960年代に日本ではじめて見られた外来の植物で、その後急速に生育範囲を拡大したらしい。
化学同人から出版されている植物たちの静かな戦い 化学物質があやつる生存競争によると、生育範囲は幹線道路沿いで広がっているらしく、これは幹線を走る車のタイヤにくっついて広がっている可能性があるらしい。
この草が万が一栽培している畑にやってきたら、被害は甚大だとされるため見かけたら駆除して欲しいという内容をよく見かける。
人の社会の脅威は身近な足元にいるものだ。