青枯病の原因菌について調べてみたの記事までで、

多くの栽培者を悩ませる青枯病は芳香族カルボン酸 + 二価鉄 + 過酸化カルシウムの組み合わせで土壌消毒を行うと発生を抑制できるという県境結果が報告されたということを記載した。


過酸化カルシウムから過酸化水素が発生し、

その過酸化水素が二価鉄とのフェントン反応によって強力な活性酸素を発生させ、

その活性酸素に触れた青枯病の原因菌が死滅するという流れだ。


上記の組み合わせで

過酸化水素を施用するより過酸化カルシウムを施用した方が効果が高いのは、

おそらく徐々に過酸化カルシウムから過酸化水素が発生する

という過程に価値があるのだろう。


となるとだ、

ここで気になってくるのが、

自然現象で過酸化水素が発生することはないだろうか?

ということだろう。


今までブログを運営してきた記憶の中で、

一生懸命思い出してみたところ、

キノコは消毒液がお好き?という記事を思い出した。


この記事を要約すると、



キノコが難分解性有機物であるリグニンを分解する際に

断片化したリグニンであるフェニルプロパノイドに過酸化水素が電子を与えて、

フェニルプロパノイドの反応を進めるというもの。

※過去記事ではフェノール性化合物と記載している


ここで使用される過酸化水素は

周辺にいるクロコウジカビが糖を分解する際に

糖から得た電子を水に与えて過酸化水素を生み出したものであるはず。

※キノコ自身も過酸化水素を生み出しているかもしれない

強靭なあれを壊す為の連携


ここでいう糖はデンプン由来になるので、


有機質肥料としての米ぬか


肥料で使用するところの米ぬかあたりから過酸化水素を生み出すことになる。


クレジット:photolibrary


リグニン質を主体とした培地でのキノコ栽培で、

米ぬかを使用するのは上記の反応を期待してということになるだろう。

木質系の資材で堆肥を作りたければキノコ栽培から学べ


味噌の熟成からボカシ肥の機能へ


有機栽培でよく使用される肥料で米ぬかボカシ肥がある。

デンプンを分解させつつ、キノコ等に消費されていないので、

もしかしたら病気の抑制の面で凄い価値があるかもしれない。