芳香族カルボン酸 + 二価鉄 + 過酸化カルシウムで青枯病の発生を抑制できる研究結果の紹介をした。
上記組み合わせで強力な酸化作用のある活性酸素が青枯病の原因菌を殺菌するというのが抑制の仕組みとなる。
活性酸素による殺菌であるならば、
おそらく他の菌でも同様のことが言えるはずだということで、
青枯病の原因菌を知れば様々な応用も出来るはず
ということで青枯病の原因菌について調べてみることにした。
青枯病の原因菌はRalstonia solanacearumという細菌(バクテリア)とされている。
ラルストニア属に属する細菌でグラム陰性の細菌である。
同じ属に含まれる細菌がバイオプラスチックの候補として挙がっていたので、
この細菌について調べれば、理解が進むかもしれなけれども、
今回の記事ではここまでにしておく。
微生物による生分解性プラスチック製造 Microbiol. Cult. Coll. 29(1):25─ 29, 2013
属は異なるが、
グラム陰性の細菌として以前軟腐病の原因菌が登場した。
軟腐病の対策としても今回の組み合わせで土壌消毒が有効なのではないか?
と淡い期待をしてしまう。
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