梅花藻は水温15℃前後を保つ澄んだ湧水を好みと、
生育できる条件が限定的であるため、
生育している箇所は非常に少ない。
梅花藻が生息している川を武蔵川と呼ぶらしいけど、
この川の上流に加茂神社があり、
その神社の端に水が湧いている箇所がある。
この地域の湧水は居醒(いさめ)の清水と呼ばれ、
平成の名水百選に選ばれている。
湧水といえば、
周辺の山の地質の影響を受けているものがあるということを天川村洞川の名水のごろごろ水で学んだので、
この地域がどのような地質であるのかを調べてみると、
湧水周辺は玄武岩質かチャートの付加体だけど、
周辺の山は石灰岩の付加体になっている。
この霊仙山を調べてみると、近江カルストの一角をなしている山で、
石灰岩を母岩とする山とのこと。(鍾乳洞もあるらしい)
※カルストは石灰岩等の水で溶けやすい岩石で構成された大地で、水による侵食を受けた地形のこと
話は戻って、
梅花藻にとって水温が安定していることはもちろんのこと、
玄武岩の苦鉄質の成分も大事なのか?
石灰岩の石灰質の成分も大事なのか?
なんとなくそんなことを思ったけど、
見ているだけではよくわからないよね。
とりあえず、
醒ヶ井宿の上には醒井渓谷というところがあるらしいので、
近いうちに行ってみようかと。
地図を見ながら想像できるものが増えてきたな。