粉砕した鹿沼土に水を加えてみたの記事までで軽石の一種の鹿沼土(鹿沼降下軽石)について見てきた。
軽石を落葉から抽出した褐色の液体に浸してみた等の記事で見てきた鉢底石用の軽石について改めて見ていくことにする。
鹿沼土と鉢底用の軽石に触れてみて、軽石は採取地によって、性質が大きく異なることがわかった。
鹿沼土は指で強く抓むと簡単に粉末状に崩壊するのに対して、鉢底石用の軽石は全く潰れない。
この鉢底石用の軽石に関する様々なことが気になったので、調べてみることにする。
生成AIのGeminiに鉢底石用の軽石の採取地について質問をしてみたところ、下記の三地点の石が返ってきた。
・榛名山軽石(群馬県高崎市)
・十和田水砂(青森県十和田市)
・天然軽石(鹿児島県鹿児島市?)
とりあえず、榛名山軽石に絞って話を進めると、榛名 - 榛名火山の噴出物 - 地質情報データベース|研究紹介|産総研 地質調査総合センター / Geological Survey of Japan, AISTに記載されているものが近いと予想しているので、こちらを参考にする。
上記URLのページを参考にすると、榛名山軽石は6世紀頃の噴出物になるそうだ。
こちらのページを読み進めてみると、古期と新期があるそうで、6世紀頃の噴出物は新期に該当する。
前の記事で見た鹿沼土と比較して、榛名山軽石ができたのは相当新しい事になるが、軽石としての硬さは生成された年代に因るものだと見て良いのだろうか?