鹿沼土はなぜpHが低い?までの記事で、鹿沼土こと鹿沼降下軽石について見てきた。
今回も引き続き、鹿沼降下軽石について見ていくことにする。
栽培者が鹿沼降下軽石について知っておくべきこととして、
粉砕した粉が水に溶けるか?だろう。
※ 粉砕した粉は粘土鉱物であるはずなので、実際はコロイド化して水と馴染むか?になる
以後の話は透明で観測しやすい容器が見当たらなかったので、半透明の容器に粉砕した粉と水を入れている。
水を入れたら、比較的大きめの粒子は浮いた。
しばらく静置した後、横から見てみたら、
のように層状になった。
粒子の細かいものは沈殿した。
※半日程静置したら、上澄みが透き通る程になったがその写真は省略する。
浮遊し続けている大きめの粒子を取り除いたものが
こんな感じ。
今まで触れてきた粘土(モンモリロナイトやカオリナイト)と比較すると、粘っこさはないが、一定時間泥水のような状態になったので、これも粘土鉱物(アロフェン)だと扱って良いのだろう。
容器をそこから除いてみたら、
黒い粒状のものが見えたが、これは鉄を含む鉱物ということになるのだろう。