飛騨小坂の巌立峡からの帰り道
再び、七宗町の飛水峡に立ち寄ることにした。
前に訪れた時は時間の都合上で行くことができなくて気になっていた箇所があったことと、巌立峡から流れている川の川下にあたるということもあって、また違う見え方をするのではないか?と
というわけで、飛騨小坂から飛騨川に沿って下流に向かってみると、七宗町に入ったあたりで、
天然記念物 飛水峡甌穴群(ひすいきょうおうけつぐん)と掘られた石碑が目に付いた。
石碑の横にこんな感じで窪みがあって、
そこからこのような絶景を見ることができる。
甌穴とは何か?だけれども、石碑の横に書かれていた文章から一部抜粋してみると、
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この飛水峡の中でも、絶対見逃したくないのが甌穴群(ポットホール)です。長い歳月の間に激流により、岩がえぐりとられたもので大きいものは4〜5mにも及び、その数は約1000個あり、規模も数も他に類を見ないまさに天下の奇勝です。
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と記載されていた。
ここから見えるものだと、
これとかだろうか?
甌穴を探している時にふと目に付いた。
この写真でちょうど真ん中あたりの岩肌が赤茶色っぽい。
以前訪れた時に学芸員の方が美しいチャートが見えるといっていたけれども、ここを指しているのだろうか?
岩肌が部分的に赤くなっているけれども、チャートは生物(放散虫)由来の堆積岩(ケイ素多め)として扱われている岩で、堆積するということは堆積する前の地質も、堆積後の地質が違っても良いから、こんな感じで岩の中に部分的にあるということも間違いではないんだよな。
となると地質の主がチャートの地域であっても、チャートを構成する成分やチャートの周辺の堆積岩の質が当然異なるわけで、その地域の土が一律同じような土質にはならないということを再認識しなければならないんだなと。