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ゴールデンライスにはどんな遺伝子を導入したのだろう?までの記事で飼料米についてを見てきた。

飼料米についてを調べていて、気になってきたのが米の品種で、負担食べている品種は確か食味の向上の為に低タンパク、高デンプンの品種を用いていたはず。

この特徴により、収量が減っているかもしれず、畜産で用いるには贅沢過ぎるような気がしている。


というわけで、早速飼料米の品種について検索をしてみたら、農林水産省のサイトの多収品種に取り組むに当たって-多収品種の栽培マニュアル-:農林水産省にたどり着いた。


ページをざっと眺めてみたら、飼料用の栽培には、牛・豚・鶏の濃厚飼料として与える実の収穫を目的とした飼料用米と牛の粗飼料として与える藁の収穫を目的とした稲WCS(ホールクロップサイレージ)の二種類があるらしい。


飼料用米に絞って話を進めると、飼料用米は家畜糞の施肥を想定した多肥栽培で多収量、耐倒伏性や病害虫抵抗性の品種であり、食味は考慮に入っていない。

イネがシリカを吸収すると

イネの二次代謝物のフェノールアミドを調べてみた


更には育苗の手間を除くため、直播で栽培することも意識しておく必要があるらしい。

人の食用の米でも省力化で直播に注目している方を時々見かける。


この話で一点気になったのが、家畜糞を施肥した後に田に水を入れて、嫌気環境下にすることで発生するガスで、家畜糞を推奨するのであれば、その前に物理性の向上はしておいた方が良いのは間違いない。

水生植物であるイネの根腐れについて考える