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近所の水田でレンゲを育てていた。

この水田は毎年レンゲを育てている。


レンゲは一種の緑肥のようなもので、米の収穫後にレンゲを育てるのは古くから活用されている栽培法のようなもの。

緑肥を活用する意義


レンゲを見て、ふととある本に記載されていた内容を思い出した。


思い出した内容というのは、


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化学同人から出版されている植物たちの静かな戦い 化学物質があやつる生存競争の146ページに下記の内容が記載されていた。


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レンゲが外来昆虫のアルファルファタコゾウムシの食害で栽培しにくくなっている

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アルファルファタコゾウムシに関して、

国立研究開発法人国立環境研究所の侵入生物データベースによると、

レンゲの他にもカラスノエンドウ等のマメ科植物にも寄り付いて産卵するらしい。


5月上旬に羽化とあるので、レンゲは羽化の前に鋤き込むことになる。


緑肥は広い面積で育てて、発芽後は出来る限り放置になるので、今回のようにとある緑肥に好んで寄ってくる虫の周囲に与える影響というものも意識する必要があるかもしれない。


画期的な農薬が発売されると、多くの方がその農薬に頼って地域全体に広まる。

その少し後に耐性を持った虫や菌が爆発的に増加するといった人災を緑肥も起こす可能性があるかもしれない。


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