Scratch3.0で教育用のプラグインが欲しくなったので開発に挑戦してみることにした。

Scratch - Imagine, Program, Share


開発するためには開発環境が必要なので構築してみる。

Scratch 3.0の拡張機能を作ってみよう - Japanese Scratch-WikiScratch 3.0でオリジナルブロックをつくろう - Qiitaのページを参考にしたが、Node.jsのバージョンの問題でうまくいかなかったため、更にアレンジしたものをメモとして残す。

Node.js


環境

Raspberry Pi 4 8G

OS:Raspberry Pi OS 64ビット(arm64:Bullseye)


公式ではパッケージ管理をnpmで行っていたが、今回はYarnを採用する。

npm

Yarn - Package Manager


$ sudo apt install nodejs
$ node -v
$ sudo apt install npm
$ npm -v
$ sudo npm install -g n
$ sudo n 14.20.1
$ sudo n
# 14.20.1を選択
# ターミナルを再起動

aptでNode.jsを入れると、12系になるが、このバージョンだとYarnを入れられないらしい。

記事作成時のNode.jsの安定版は18.12.0だが、これだとScratch3.0のVMを立ち上げる時にエラーが発生して失敗する。

14系にしたら、VMが無事に立ち上がった。

15系以降は試していない。


今回は/home/pi/workspace/scratchを作成して、scratchディレクトリ以下で開発を進めることにする。

$ cd
$ mkdir workspace
$ cd workspace
$ mkdir scratch
$ cd scratch
$ git clone --depth 1 https://github.com/llk/scratch-vm.git
$ git clone --depth 1 https://github.com/llk/scratch-gui.git
$ cd scratch-vm
$ yarn install
$ yarn link
$ cd ../scratch-gui
$ yarn link scratch-vm
$ yarn install
$ yarn start

yarn linkとyarm installを合わせて10分以上かかるので、余裕をみて作業をした方がいい。

yarn startでVMを立ち上げる。

端末上で 「wdm」: Failed to compile.のエラーが出力されるが、問題ないらしい。


ブラウザを開き、http://localhost:8601/にアクセスして、


scratch3_gui


Scratch3.0の画面が表示されれば、開発環境の準備は終了。