ナツミカンが話題に挙がった。
名前に夏(ナツ)が付いているけれども、キシュウミカンやウンシュウミカンと何か関連があるのかな?と気になったので調べてみた。
はじめにWikipediaに記載されている内容から触れてみる。
ナツミカンは(夏代々)ナツダイダイの別名であるらしい。
関西地方で、代々という名称があるのがよろしくないらしく、大阪商人が夏蜜柑(ナツミカン)に改名するように勧めたで、キシュウミカンやウンシュウミカンとは直接的な関係はなさそうだ。
少数の祖先品種から交雑を繰り返すことで多様なカンキツ品種が発生した - 農研機構を見ると、ナツダイダイはキシュウミカンの親の段階ですでに分岐している。
キシュウミカンは中国からやってきたとされるが、中国にいた頃にすでにナツダイダイは誕生していたことになるはず。
続いて、ナツミカンやナツダイダイの名前にある夏(ナツ)だけれども、Wikipediaの記載を抜粋すると、
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実った果実が冬を越して翌年の夏が食べ頃になる
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※ナツミカン - Wikipediaから抜粋
であるそうだ。
果実が実る冬には酸味が強く食すことが出来ないが、翌年の初夏になると酸味が減ることで食す事が可能となり、夏に味わえる貴重な柑橘類という位置付けになるそうだ。
酸味の要因はクエン酸で、早落ちした未熟果はクエン酸の製造原料になるそうなので、ナツダイダイのクエン酸量というのはすごいものがあるのだろう。
今回の記事で色々と新たな疑問が生じたが、それらは次回以降で触れることにしよう。