ウンシュウミカンの誕生に関与したクネンボの記事に引き続き、
主要なカンキツの一つである柚子(ユズ)について触れる。
はじめにユズの歴史について調べてみると、
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中華人民共和国中央および西域、揚子江上流の原産であると言われる。中国から日本へは平安時代初期には伝わったとみられ、各地に広まって栽培されている。日本の歴史書に飛鳥時代・奈良時代に栽培していたという記載がある。
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と記載されており、日本のカンキツの歴史において、比較的はやくに日本にやってきたようだ。
続いて、ユズの親子関係を見ていきたいのだけれども、ここで不思議な事がある。
少数の祖先品種から交雑を繰り返すことで多様なカンキツ品種が発生した | 農研機構の図を見ると、ユズの親はタチバナ-Aと記載されていた。
名称にある-Aが何を意味しているかはわからないが、タチバナといえば田道間守が目指した常世の国はヤンバルの事か?の記事で触れたが、沖縄のヤンバルに自生していたとされるカンキツから誕生したはず。
タチバナから誕生した可能性があるユズが揚子江上流の原産という記載もある。
緯度で見たら、ヤンバルと揚子江上流は同じような位置にあるが、揚子江下流とヤンバルの間には東シナ海という大きな海があるので、その間の移動を考えると何とも不思議だ。
沖縄の旧石器時代と何か関係があったりするのかな?