枝の断面が黄色かったの記事で(おそらくだけれども)枝の剪定で得られた木材で、断面の外側に向かって黄色くなる木材があった事を記載した。
この黄色い成分が何であるか?が気になるため、黄色い色素と樹皮の模様を頼りにして調べてみることにした。
最初に「幹 断面 黄色」で検索をしてみたところ、このような特徴を持つ木として「ウルシ」や「ヤマハゼ」があるという事を知った。
ちなみにどちらもウルシ科として分類される。
次にウルシやヤマハゼの樹皮で検索をしてみたところ、樹肌・樹皮(ウルシ科)「気ままに自然観察」のページで、ヤマウルシの樹皮が似ていることがわかった。
自信はないが、冒頭の写真はヤマウルシだと仮定して話を進めることにする。
ヤマウルシに含まれる黄色い色素を検索してみると、
Calvero. - Selfmade with ChemDraw., パブリック・ドメイン, リンクによる
※Rの箇所には炭素(CH2)が直鎖状で大量(15個ぐらい)につながっている
※炭素同士の繋がりで一重か二重かで飽和や不飽和の分け方がある
ウルシオールというフェノール化合物がそれに当たるそうだ。
この化合物をそのまま土に鋤き込んだら、土に対して悪くはない影響がありそうな予感がある。
って、ちょっと待てよ。
冒頭の写真は工作用の木材であるわけで、触るとかぶれると言われるウルシを木材として扱って良いのか?
この木材、特に黄色い部分を触り続けたけれども、痒くなるなんてことはなかったぞ。
であれば、今回の木材はウルシではないか、ウルシでかぶれにくい体質であるか?のどちらかになる。
この疑問に対して、ウルシの木を探してみて、実際に樹皮の模様を見てみることと、ウルシによってかぶれる仕組みを知る必要がある。