河津桜という名前から河津の石に思いを馳せる等の記事で紹介した河津町の広報誌だけれども、読み進めてみると興味深い事がたくさん記載されていた。

広報 かわづ 2021年12月 No.592


特に印象に残ったのが、


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chapter2の河津町で発見された縄文時代の遺跡である段間遺跡から黒曜石が大量に発見された内容だ。


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黒曜石は鋭利に割れやすく、狩猟やナイフといった石器として重宝する。


この黒曜石というのが、



段間遺跡から60kmも離れた神津島(現在は東京都に属する)で採掘されたものであったそうだ。


内容を読み進めてみると、


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fitm - 投稿者自身による著作物, CC 表示-継承 3.0, リンクによる

古代史の船の材木は何か?


丸木舟に乗って、おそらく12時間近くをかけて移動していたとされ、海流に関して熟知していないと難しいとされる。

学校で習う縄文時代に対するイメージとはかけ離れたことを成し遂げているわけで、縄文時代で既に組織的な営みがあったのではと考えられている。




縄文時代の人々が遠く離れた神津島に自身の生活を豊かにする資材がたくさんあることがわかったのだろうか?と疑問に思ったが、見高段間遺跡 - 静岡県 - 行ってみよう〜全国遺跡・博物館マップ〜- 全国こども考古学教室で伊豆半島南東の海岸から神津島が見えるそうだ。


見えるのであれば、探索に行きたい好奇心旺盛な人もいただろうし納得できる。


河津と神津島。

両方とも津という漢字があり、津は古代の港を意味する。

古代の港から土質を考える


地名に津が付くところは興味深い知見がたくさんある。