十薬の異名を持つドクダミの記事で、薬草としてのドクダミの主成分は豊富に含まれるフラボノイドであるという内容を記載した。
せっかく、ドクダミの話題に触れたので、草抜きの際に発するドクダミの独特の香りについても触れておこう。
ドクダミの香りについて検索をしてみると、
ChEMBL - https://www.ebi.ac.uk/chembl/compound_report_card/CHEMBL443876/, パブリック・ドメイン, リンクによる
デカノイルアセトアルデヒドという脂肪酸アルデヒドの名が挙がっていた。
デカノイルアセトアルデヒドはペニシリンよりも強力な殺菌作用があるらしいが、乾燥により酸化や揮発をするので、乾燥するとドクダミ独特の香りは消えるそうだ。
※デカノイルアセトアルデヒドの殺菌作用の作用機構は見つからず
神戸薬科大学薬用植物園レター 2021. 5. 17 発行(Vol. 12)
前回の十薬の異名を持つドクダミの記事で、生ゴミと一緒にドクダミを混ぜていると記載したので、豊富に含まれるフラボノイドと一緒にデカノイルアセトアルデヒドも土に何らかの影響を与えたら面白いな。
生ゴミを入れている土をよく見ていくことにしよう。
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