玄武岩は二酸化ケイ素の含有量が少なく、
マグマが地表に現れた際、
玄武岩由来のマグマは粘性が低く、
はやく遠く流れて平べったくなってしまうとのことで、
マグマが高く堆積することがなく、
玄武岩の地域の周辺には高い山がない。
更に
このように玄武岩の層が形成されている場合、
噴火した山は離れたところにあるらしい。
よく使っているこの写真はフリー素材にあったもので、
アメリカで撮影されたものらしいけど、
素人考えからだと日本で噴火しているものとそう大きくは変わらないだろう。
それを踏まえた上で、
火口で吹き出ているマグマがあるでしょう。
更に噴火の際に火山灰が降り積もるという話もある。
流れるのではなく、噴き出るということで、
火口付近では噴き出した小さなマグマが小さな塊として急速に冷却されることも当然あるわけで、
そういうものが岩や灰(厳密には小さな岩石、草木灰と異なる)になって堆積する。
関東ローム層というのはまさにこれだと学生の時の土壌学の講義で習った。
玄武洞にスコリアという岩石があった。
これは噴火口に近いところから採取したものだと言ってた。
スコリアというのは、火山噴出物の一種で、塊状で多孔質のもののうち暗色のもの。主に玄武岩質のマグマが噴火の際に地下深部から上昇し、減圧することによってマグマに溶解していた水などの揮発成分が発泡したため多孔質となったもの。発泡の程度は一般に軽石より悪く、発泡の悪い(孔の少ない)ものは火山弾や火山礫に移化し明確な区別は決められていない。
とWikipediaに記載されていた。
これが直径2mm以下の塊で降り注いだものが火山灰ということで良いのかな?
玄武岩層の表層にあった岩石よりも穴が多く粗い。
これならば、風化して土になる過程もイメージしやすい。
これで、
関東ローム層を含む赤土への理解に更に近づくことが出来た。
噴火口跡の場所を調べて、実際にスコリアを見に行ってみないとな。