前回、緑藻のクロレラについて触れた。
クロレラといえば健康食品として有名で、
健康食品として販売されるためには、
当然その背景に培養技術の確立がある。
他にも大事なことがあるのだけれども、
その大事なことが
応用微細藻類学−食料からエネルギーまで− | 海事・水産・交通・気象の専門書籍出版社の成山堂書店
以前紹介したこの本に記載されていた。
健康食品としてに限らず、
食品の栄養として大事なことになるけれども、
たとえそのものに豊富な栄養が合ったとしても、
その栄養が摂取した時に簡単に利用できるか?
分析で栄養を検知出来たとしても、
実際に食してみた時に何らかの物質に守られていて、
結果、吸収されずに排出されるということであれば意味がない。
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クロレラには強靭な細胞壁があって、
培養したクロレラの群衆をそのまま摂取しても吸収は難しいらしい。
というわけで、
クロレラが健康食品として扱われるようになる背景として、
培養技術の確立と合わせてクロレラの細胞壁の破砕技術もあったそうだ。
健康食品としてのクロレラは細胞壁が破砕されていることになる。
ここまで記載した上で次に気になるのが、
肥料としてのクロレラだろう。
顕著な発育促進が見られたという報告を良く見聞きする。
健康食品としての側面から見ていけば、イメージがつかみやすいかもしれない。