苦土と書かれた肥料をよく見る。
苦土というのはマグネシウムのことで、マグネシウムといえばニガリ等。
マグネシウムを含むものを舐めてみて苦かったから苦土といいはじめたらしい。
本当かな?
で、栽培において結構発生するのが苦土欠。
マグネシウムは必須要素に次ぐ必要な要素で、多くの量を必要とするけど、諸々の理由があって欠乏しやすい。
では、マグネシウム欠乏とはどのような症状か?ということを見てみると、
葉が黄色のなる症状で、下の葉から出やすい。
葉が黄色くなる欠乏症は他にもあるが、マグネシウム欠乏特有の特徴として、
葉脈(葉の筋っぽいところ)の緑は残りつつ、周りから黄色になる。
葉の緑は光合成に使うということで、マグネシウムは光合成に関する要素ということがわかり、マグネシウムが欠乏すると光合成量が減る。
実際のところ、マグネシウムは光合成を行うクロロフィルという器官の形成の超重要物質で、マグネシウムが欠乏するとクロロフィルが形成できない。
詳細は後日にするとして、マグネシウムが欠乏すると大変だということは覚えておいて損はない。