前回までで、アジサイの青は土壌のアルミニウムが関与しているということを書いてきた。
青い花は他の植物でも同じかな?
なんて思いはじめてきたので、とりあえず、青い花を思い出してみる。
青い花といえば、ヘブンリーブルーが思い浮かぶ。
これは8〜9月の花なので、梅雨時期ではないな。
ヘブンリーブルー、天国の青というイメージでついた名らしいけど、ソライロアサガオという西洋朝顔の一種。
西洋か和朝顔かの比較は、葉が丸葉であるかをどうかを判断すればわかるけど、それはまた別のお話で
※マルバアサガオ
畑作を繰り返している人なら、今の時期から秋ぐらいまで、ここまで大きくないけど、
休ませている畑でちらほらと見るはず。
お!?
もしかして、このアサガオもアルミニウムを有機物で色素を作っちゃう系?
なんて思いながら、先日リンクを貼った農研機構のページにアサガオの記述があったな。
ということで再度リンクを貼ってみる。
以下、抜粋
ソライロアサガオはつぼみの時には赤紫色をしていますが、花が開くに従って青い色に変化します。このときの花弁細胞の液胞内(HBAが蓄積している場所)のpHはつぼみの時が約6.6(弱酸性)で、花が開くにつれてpHが上昇し、完全に開花した状態では7.7(アルカリ性)になります。このとき色素組成に変化はないので、液胞の中のpHの変化により色の変化がもたらされているものと考えられています。
pHが上昇するにつれて色素が安定ということで、アジサイの青とは別の現象っぽいな。
アサガオ自体が梅雨の植物ではないし、まぁ、そんなもんだろう。