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京都北部の舞鶴全般の土壌の考察

先日の京都北部の舞鶴での勉強会で話題に挙がったグローバック栽培で、 気になる点があったのでメモとして残す。 舞鶴の万願寺唐辛子等の栽培者向けに土壌分析と施肥設計の話をしました グローバック栽培は土から離れ、土耕ではないので、 水耕栽培として扱われる。 水耕栽培といえば、 水耕栽培の培地は露地栽培の堆肥として再利用できるか? ベットを用意して、その上に培地と栽培開始前に資材の調達で費用がかかるが、 グローバック栽培は袋詰された培地を地面に置く形式なの...

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IoTによる施設栽培の自動制御の今後は?

ここ数年のトレンドとして、 水耕栽培の培地は露地栽培の堆肥として再利用できるか? IoT(またはICT)による栽培の自動制御が度々挙がり、 それに伴い水耕による施設栽培の需要も高まり続けている。 ※開発者目線でICTではなくIoT(Internet of Things:モノのインターネット)という用語を使いたい ※ICTはInformation and Communication Technology:情報通信技術でITやIoTを総括する モノのインターネット - Wik...

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デジカメを介して動物プランクトンを見る

とある水槽の表面に白い粒があったので OLYMPUSのTGシリーズで広がる視野 OLYMPUSのTG-4の顕微鏡モードで撮影してみたら、 コンパクトデジタルカメラ | オリンパス ミジンコが撮れた。 今まで実体顕微鏡でなければ見れないと思っていた水中の動物プランクトンも デジカメを介せば撮影出来るなんて 良い時代になったものだと感じる。 デジカメを介せば、 植物プランクトン(微細藻類)も見れるものがあったりするのだろうか? 藻類の光合成産物が深...

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木を上から見るか下から見るか?

日本最大級の淡水魚の水族館がある琵琶湖博物館内で、 樹冠トレイルという森を上から眺められるようにぐるっと歩道が設置された個所ができた。 滋賀県立琵琶湖博物館 | びわ博(びわはく)は、湖にのぞむ、日本有数の総合博物館です。国内最大級の淡水の生き物の水族展示、また琵琶湖の地学・歴史・環境についての展示があります。 琵琶湖博物館へようこそ トレイルの歩道に囲まれた個所に 縄文時代や弥生時代の遺跡から発掘されたどんぐりを元に、 当時の森が再現されていて、 安全に森の中も探索できるよう...

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銀座ソニーパークの植物たち

所用で銀座に行く機会があったので、 銀座の新名所である銀座ソニーパークに立ち寄ってきた。 Ginza Sony Park(銀座ソニーパーク) なぜ立ち寄ったか? 先日、ひょんなことからそら植物園で働く方と話す機会があり、 銀座ソニーパークの屋外を手がけましたので銀座に行く機会があれば是非とのことだったので行ってみた。 東京メトロの銀座駅から出てすぐのところに周辺では見られないような木がたくさんあるところがあった。 公園内に入ってみると...

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サナギタケの人工培養について知りたい

サナギタケの胞子はどこにいる?の記事までで、 ヨトウの被害の重要な要素として冬虫夏草のサナギタケがあるのではないか? という意見を投稿した。 仮にサナギタケが栽培者の視点から見て ヨトウの個体数の調整として一役買っているのであれば、 栽培体系の中にサナギタケの生育を加えたい。 となると大事になるのが、 サナギタケはどんな環境を好むのか? という情報が欲しくなる。 サナギタケは幸運なことに人の社会にとっての市場価値が高いキノコで合ったため、 サナギタケの生態よりもも...

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ハウスミカンの木の下には腐朽菌がいないのか?

ミカンの木の落ち葉がなかなか土へと還らない 先日の記事でハウスでミカンの栽培を何年も続け、 ハウスの屋根を剥いで雨を入れるといったことをしていないハウスで、 ミカンの木からの落ち葉がなかなか分解されない(ような気がする) という話題があった。 その環境下で、 外環境から持ち込んだ資材の下からキノコが生えてきた ことを記載した。 この現象に対して、とある文章が頭に浮かんだ。 その文章というのが、 農文協から出版されているエンドファイトの働きと...

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ミカンの木の落ち葉がなかなか土へと還らない

不調なミカンの木からの漂白の落ち葉の続き ハウスミカンを栽培されている方から、 年々ミカンの落葉が土に還りにくくなっている気がする という意見が挙がった。 ミカンに限らず果樹全般の話になるとは思うが、 果樹の秀品率を決める上で重要な要因として細根の発生がある。 事前に読んだ栽培マニュアル等に記載されている内容から、 おそらく樹木の細根は季節的な要素で発生と分解を繰り返すのだろうと捉えているけれども、 細根はおそらく土壌の物理性の高いところで発根しやすい傾向にあ...

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褐色腐朽菌のいるところではリグニンはどうなるか?

水耕栽培の培地は露地栽培の堆肥として再利用できるか?で表題の通り、 水耕栽培の培地であるヤシガラにキノコが生えたものは堆肥として利用できるか? という疑問に対して、 前回は上の写真のキノコの特定から始めた。 生育環境等からこのキノコは褐色腐朽菌に分類されるのではないか? とアタリを付けた。 堆肥として活用したいのは、 木質成分であるリグニンが酸化されて断片化したものであれば、 土とよく混ざるという前提で話を進めている。 枝は腐植になるか? この前提に対して、 褐...

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水耕栽培の培地は露地栽培の堆肥として再利用できるか?

ブログの読者の方と大きなキノコを見て思い出す師の言葉の話をしていて、 下記のような質問を受けた。 トマトの水耕栽培で利用しているヤシガラで、 使用期限が迫ってくると、 こんな感じで黄色いキノコが生えてくるけれども、 もしかしてベンチで利用しているヤシガラは良質な廃菌床堆肥になるのでは?と 堆肥に求める成分として土壌の有機物の蓄積モデルを元にアタリを付けると、 木質成分が腐朽菌によって分解された時の(ポリ)フェ二ルプロパノイドの可能性が高く...

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愛知県の渥美半島での栽培

所用で愛知県にある渥美半島に行ってきた。 渥美半島というのは名古屋から渥美湾を経て、南辺りにある半島。 この渥美半島は栽培の技術力が非常に高いとされる土地で、 特に栽培中の追肥や防除の管理が頭一つ抜けていると言われている。 どうして半島で頭一つ抜けている技術力があるのか? 地質、土質から見てみることにすると、 (株式会社誠文堂新光社 / 年代で見る 日本の地質と地形 11ページより引用) 半島の左端で中央構造線があり、 半島自体は秩父帯となっている...

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とある地域で白絹病が蔓延

とある地域で白絹病が蔓延しているという連絡があった。 作物名を明記すると地域を特定できてしまうため、 作物名は控えさせていただきます。 白絹病をざっくりと書くと、 (写真:野菜に病原性を示す Sclerotium 属菌 微生物遺伝資源利用マニュアル (32)(2012)の2ページより引用) 写真のように根の周りに絹っぽい菌糸がまとわりつくように広がり、 根、茎が水浸状に軟化腐敗した後、重症な株は枯死する。 様々な作物に対して影響を与え、 果菜類では深刻な被害と...

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飲食店内の壁土を見て

肥料の原料を調べていくと、発掘された石であることが多いことに行き着く。 栽培の決定打になる肥料は○○産の△△石を粉砕したものという話題もよく挙がる。 こういう話題が出てきたから、石や地質に興味を持ったわけだ。 石は当然ながら肥料だけでなく、 いや肥料はおそらく比率的にほぼなくて、 建築の石材が使用の大半を占めるだろう。 ということで、 時々壁土も目に付く。 ※石柱も 天文館の建物での石材 なんか小石がチラホラとあるね。 これは土を塗って固めて...

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日本最古の石の片麻岩

株式会社誠文堂新光社 / 年代で見る 日本の地質と地形という本を読んでいたら、 日本列島の成り立ち 大陸の縁辺部であった頃(大陸の断片)の日本最古の岩石(30ページ)の上麻生礫岩中の片麻岩礫の節で 日本最古の石が発見された七宗(しちそう)町に最古の石が展示されている博物館があるということを知ったので、 早速、日本最古の石博物館に行ってみた。 そして、 日本最古の石を見た。 といってもこの岩は上麻生礫岩と呼ばれる推1.6億年前に形成された礫岩で、 ...

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スプリンクラーを見直して秀品率を上げる

先日、サンホープさんのスプリンクラーの設置に立ち会うことになった。 ここのスプリンクラーは昨日の施肥設計の見直しで農薬防除の回数は確実に減らせるで農薬防除の回数を大きく減らす要因となったもので、 秀品率に確実に貢献することができる。 秀品率に貢献する要因の一つとして、 イスラエルという水の少ない国で如何に散水を効率的に行うか?が徹底的に研究されており、 少量の水を噴霧状にしてから周囲の湿度を上げるように散水する。 噴霧状にすることにより、 暑い時間帯に温度を下げつつ...

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施肥設計の見直しで農薬防除の回数は確実に減らせる

顧問として関わっている京都農販のほ場で信じられない光景を見た。 それは、 旬でない時期のネギにも関わらず、 農薬による防除が1回で収穫まで行き着いたことだ! この防除一回というのは、アザミウマという虫による食害を回避するためのもの。 病気に対しての農薬の使用は一切行っていない。 この話の何がすごいのか?を伝えるために、 ネギの栽培の一般的な話をしよう。 ちなみに匠レベルにまで到達した有機栽培の土であっても、 旬でない時期の作物の栽培を農薬なしで栽培す...

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散布用に地下水を組み上げたら赤い水が出た

地下水を組み上げたら赤い水が出てきて、 その水で散布をしたら金属が錆びた。 この水を使い続けても良いのか?という相談を受けた。 この話題が挙がった地域は元々住んでいた地域の近くということもあって 少しは土地勘があってところどころで赤い水が流れる用水路を見たことがある。 ※京都府木津川市 それを踏まえた上で行ってきた。 苗場に到着して早速水を出してもらった所、 赤い水というものは確認できなかったけれど、 ハンガースプレーの先端が茶色みがかっ...

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キレート鉄Fe-EDTA

キレート鉄の使いどころでキレート鉄は水耕栽培では欠かせないものであることがわかった。 水耕栽培において、元々鉄の供給は硫酸第二鉄(FeSO4)を使用していたが、 硫酸第二鉄だと施肥後のpHが大きく下がり、 都度、pHの調整が大変だった。 生理的酸性肥料って何? そこで鉄を施肥してもpHが下がらない肥料の必要性が高まり、 Fe-EDTAの効果が発見され、使用されるようになったという背景があるらしい。 Fe-EDTAを肥料のカタログで見ると、必ずといって良い程適正pHの記載...

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キレート鉄の使いどころ

最近、鉄の肥料としてキレート鉄というのをよく見るが、 キレート鉄は何が良いの?と質問を受けた。 先に結論を書いておくと、 作物の鉄の吸収は複雑で、水耕栽培時においてはキレート鉄でなければ作物は鉄を効率的に吸収出来ない というのが解となる。 整理のために、諸々の現象を見ていこう。 その前に前回の水耕栽培の記事のリンクを掲載しておく。 水耕栽培時のpH調整は溶けやすい塩(えん)で 水耕栽培で使われる鉄の肥料として、Fe-EDTAというものがある。 EDTAと...

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水耕栽培時のpH調整は溶けやすい塩(えん)で

By D-Kuru - 投稿者自身による作品, CC BY-SA 3.0 at, Link ロックウール - Wikipedia ロックウールと水耕栽培でロックウールはスラグという玄武岩から鉄を取り出した際に発生する産廃で、 主成分は二酸化ケイ素と酸化石灰(酸化カルシウム)であることがわかった。 酸化石灰は乾燥剤の成分で、 CaO + H2O → Ca(OH)2 の反応を経て、水を吸いながら水酸化カルシウム、つまりは消石灰となる。 石灰は水を吸う 消石灰は(農業利用と...

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