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カテゴリー : 地形・地質/page-8

 

崩れて地肌が見えた箇所の下の方にハマエンドウ

記事内では行ったり来たりでなんだけど、再び井手ケ浜に話題を戻して。西因幡の井手ケ浜海水浴場の鳴き砂この海岸で少し視点を左の方に移してみると、崩れて地肌が露頭している箇所があった。この露頭している箇所だけど、最近がけ崩れしたように見えるけど、下の方で植物がいるんだよね。矢印で示した箇所だけど、ハマエンドウが綺麗に花を咲かせていた。地肌が見えている箇所は腐植も少ないだろうし、最近まで深い所だったから根粒菌

 

海岸でハマヒルガオが花を咲かせて虫を待つ

鳥取砂丘の東にある砂丘海岸にて、ハマヒルガオの群生と出会う。ハマヒルガオはなぜこんなにも風が強く、潮風の強いところに咲き続けるのか?ハマヒルガオは町中で見かけるヒルガオと同じヒルガオ科ヒルガオは強いヒルガオは周囲で背丈の高い草がいると、自身の巻きつける能力を使って巻き付くだけでなく雁字搦めにしてしまうという強さを持つ。ハマヒルガオにもヒルガオとは違った異様な強さを感じる。海岸特有の強い風は屁でもないと地面

 

鳥取砂丘に現れる尻無川という小川にて

前回と前々回で砂丘や鳴き砂の砂地を近づいて見ていたらどうなっているのか?を記載した。鳥取砂丘で花崗岩質の砂を見た西因幡の井手ケ浜海水浴場の鳴き砂話は西因幡の海岸から鳥取砂丘に戻って、夏期に現れるというオアシスの一歩手前の尻無川に行ってみた。スリバチと呼ばれる地形の一番低い所にオアシスや川ができる。写真で場所を示すと、矢印で示した箇所ね。この川の周辺にはコウボウシバというシバが群生している。川には黒い模様ができ

 

西因幡の井手ケ浜海水浴場の鳴き砂

鳥取砂丘から国道9号で島根に向かう最中にある井手ケ浜は鳴き砂の名所である。歩くとキュッキュという音がなり、まるで鳴いている様からこのような音が鳴る海岸の砂を鳴き砂と呼ぶらしい。砂丘農業のヒントになるかもしれないので行ってみた。海岸の砂が白くてとても綺麗だ。所々がキラキラと反射していたけれど、その様をどうやって撮影すれば良いかわからなかったので掲載できない。近づいて見てみたら何かわかるかと見てみると、このような感じで透明の鉱物が目

 

鳥取砂丘で花崗岩質の砂を見た

9年前に訪れた鳥取で砂丘で農業が成り立っていることに感動し、9年の時を経て改めて鳥取に行った。鳥取の砂丘未熟土での栽培9年前は島根に行くのが本来の目的で、鳥取ではあまり時間がなかったため、かの有名な鳥取砂丘を遠くからしか見ることができなかった。だからかどうしても鳥取砂丘に行ってみたかったので、鳥取砂丘に行ってきた。鳥取砂丘というのは、温暖で湿潤な日本においてとても珍しい光景で、周辺にある川が運んできた風化した花崗岩由来の砂と冬の日本

 

浦富海岸で大きな花崗岩と出会う

鳥取の砂丘未熟土での栽培前回、栽培のこと、記載はしていないけれど施肥した肥料の定着と腐植の蓄積の理解を深めようと鳥取の砂丘農業の地域を訪れた。本題に入る前に地域の地質について探ることにする。そうすればより深いイメージを得られるようになるかもしれないからね。鳥取砂丘の北東に浦富海岸という花崗岩を観察できる箇所がある。地質学的にも良い場所らしく、訪れた時、ちょうど大学の地学実習の御一行がいたぐらいだ。記憶の中では真砂

 

鳥取の砂丘未熟土での栽培

ちょうど9年前私はある人に付き添い、島根県のベビーリーフの栽培者のところに行く時、道中の鳥取で神奈川育ち、京都在住の身では信じられない光景を見た。それは、※らっきょう畑海岸の砂地みたいなところで栽培が成立しているということ。当時、何か工夫をしていないか?と一緒にいた人とここの地域を周り、畑で作業をしている方から色々と聞いたものだ。栽培している方から話を聞きに行くために移動している最中、ある作物がやたらと育てられていることにも気が付い

 

長野県下水内郡栄村の小滝米を炊いてみた

前回の記事で、長野県の栄村で栽培されている米を頂いた。という内容を記載した。長野県下水内郡栄村の美味しい米この米が栽培されている地域が一面塩基性岩石を母岩とした地域で、しかも積雪量と積雪の期間が長いという条件も含め、米が美味しくなるであろう条件を複数含んでいる可能性があるという内容を記載した。余談だけど、ここの米は小滝米と呼ばれている。というわけで早速炊いてみた。米がどれも光っててキレイな炊き上がりだった。影

 

長野県下水内郡栄村の美味しい米

昨日、長野県の栄村の米を積極的に販売したいという方が来られて、取り扱っている米をいただきました。小滝のお米「コタキホワイト」栄村で穫れる米はとても美味しいらしく、銀座の割烹料理等で使用されるらしいのだけれど、どうしてここまで美味しいのか?調査の当たりが欲しいということで相談を受けました。最初に簡単な地域の概要と肥料の明細をいただき、積雪量の多い地域であることがわかりました。地域の方曰く、雪解け水が良いから、それが米に影響を与えて

 

頁岩由来の肥料の使いどころとは?

肥料の機能の調査を行ってくれと連絡を受けるもので、肥料袋の裏を見ると、頁岩(けつがん)という文字をよく見かける。鉱物系の肥料でよく見かける。この頁岩というのは何なのか?今回はそれを見ておこう。自分で採取した岩を写真として載せたいんだけど、頁岩の目利きに関して自信がないので、掲載する写真は間違えているかもしれないということを前提において、土質の理解を求め川の上流へ頁岩というのは堆積岩の一種で、山から海へと砂や粘土が流れ、それらが海底に堆積して

 

山の岩が土になる

高槻の摂津峡の行者岩で岩を見た後、再び川に戻って上流へ露頭して岩肌が見えている箇所がいくつもあった。ここらへんは堆積岩が主体らしい。土質の理解を求め川の上流へ露頭している箇所をまじまじと見ると、ところどころ岩が細かくなっていて、もうすぐ土になるんだろうなという箇所が時々ある。頭ではわかっていたけれども、こうやって岩が土になる間近のものを見ると、改めて土質とは母岩によって決まるのだなと。山は年をとると、地すべり

 

高槻の摂津峡の行者岩

大阪には高槻市というところがあって、阪急電鉄で京都駅と梅田駅のちょうど真ん中あたりにある。駅前は活発で、大企業の工場もたくさんあって、素人目から見ても税収が多そうだ。そんな高槻だけど、不思議なことに駅前から自転車で30分もかからないところに摂津峡という渓谷がある。摂津峡 - Wikipediaこんな景色にも関わらず、ここにくるまではハイキングコースですらなく、それなりの準備することなくここまで来ることができる。川には

 

栽培の要の電気石はどこにある?

鉱物に意識を向けたきっかけを思い返してみると、一番最初は硼砂(ほうしゃ)だった。硼砂とはホウ素系の肥料の原料で、ホウ素を含む鉱物自体が日本ではほとんど採掘されないらしい。このホウ素なんだけど、学者あたりは微量要素だし、ホウ素欠乏なんてほとんど発生しないと言うけれど、JAの職員や栽培に近いところにいる人に言わせるとホウ素欠乏は頻繁に発生している生理障害の一つである。ホウ素は専門家がどれだけ栽培に近いところにいるか?を図るための踏み絵みたいなものだね。

 

大阪市内で日本式双晶と出会う

詳しい話は端折るけど、各鉱物は化学組成時の各原子の電子の持ち方によって、外界の状況も加味してどのような形になるかが決まっている。淡い黄色の石英石英であれば六角柱で磁鉄鉱の持つ磁性磁鉄鉱であれば八面体。この話を前提にした上で、先日行った吉野の洞川温泉では、日本式双晶と呼ばれる珍しい形の石英が発見されたそうだ。洞川温泉に行った時には日本式双晶に出会うことができず、この目で見ることができなかったけど、先日、大阪にて日本

 

苦灰石と苦土石灰

苦灰石(くかいせき)という鉱物を見た。化学組成はCaMg(CO3)2で炭酸石灰と炭酸苦土の複塩だ。※石灰 : カルシウム※苦土 : マグネシウム石灰岩が海水による変性作用を受けた際に生成される。足元の土より遠くの山つまりは石灰岩が海の成分を含んだという解釈をしても大きなズレはないだろう。※他に超塩基性岩の隙間にもできるとのこと日本シームレス地質図で見えることが増えたはずこの組成をどこかで見たことがないか?そう!これは苦土石灰

 

磁鉄鉱の持つ磁性

先日、大阪市立科学館に行った。というのは昨日の記事でも記載した。栽培にとっての苦土の基のかんらん石目的は先日、大阪市立自然史博物館で開催された鉱物展で、全200種類の鉱物のうち、40種が大阪市立科学館で展示するとのことで、菱苦土石と呼ばれる鉱物理想の肥料を求める者として、何かヒントがあるのでは?と知識を求めて行ってきた。磁鉄鉱を見た。今まで何度か話題に挙がった鉄鉱で、化学組成はFe3O4もしくはFeO・Fe2O3脱酸素剤の中の鉄

 

栽培にとっての苦土の基のかんらん石

先日、大阪市立科学館に行ったら、かんらん石が展示されていた。説明の札にも記載してあったが、ひとつの結晶としては珍しい大きさの標本であるらしい。かんらん石と聞いてイメージするのが、鉱物の本によく記載されているこれだろう。かんらん石にはマグネシウムを含む苦土かんらん石と、鉄を含む鉄かんらん石があり、※他にもマンガン等を含むものがある今回のこの鉱物は苦土かんらん石で、化学組成はMgSiO4のケイ酸塩鉱物である。※根がSiO4の塩はネソ

 

注目の資材、ゼオライトについて知ろう

ベントナイトの使用を検討すると時々候補に挙がってくる土壌改良材としてゼオライトというものがある。注目の資材、ベントナイトについて知ろうゼオライトを日本語で書くと沸騰する石と書いて沸石(ふっせき)と読む。で、これが沸石で、名前の由来は結晶の中に水が含まれ、結晶中に含まれる水とケイ酸の骨格の結びつきが弱く、加熱すると容易に水と分離して沸騰しているように見えることから沸石と呼ばれるようになった。たくさん種類のある沸石のうち束沸石の化学組成を見ると化学組成は(

 

注目の資材、グリーンタフについて知ろう

大阪市立自然史博物館でグリーンタフが展示されていた。グリーンタフって土壌改良材として頻繁に耳にするけど、どのような特徴があるの?ということで調べてみた。グリーンタフといえば、凝灰岩(火山灰が堆積したもの)で火砕岩も含むものである。株式会社誠文堂新光社 / 年代で見る 日本の地質と地形にグリーンタフで有名な大谷石が紹介されていたので説明文を読むと淡い緑色を帯びた多孔質の流紋岩質軽石凝灰岩である。と記載されている。玄武岩を磨くと中は黒でした

 

リン鉱石から考える未来のこと

学部生の頃に受講した肥料学の講義にて、食糧危機を引き起こす要因として挙げられる要素としてリンの枯渇がある。という内容があった。リンは栽培に限らず、畜産でも重要なポジションを占める。栽培ではリンは肥料の三大要素として挙げられ、畜産では産卵鶏の品質向上のための飼料として挙げられる。肥料成分としての窒素(N)鶏糞の質を成分分析から考えるなぜリンが枯渇するという話題が挙がるのか?は一旦置いといて、先日の鉱物展で淡い黄色の石英沖縄県の石としてリン鉱石が展

 

淡い黄色の石英

大阪市内でシラスと出会ったで鉱物展で鹿児島のシラスと出会って、シラスに対する認識が少しは深まったのかなと。それ以外にもいくつかあったが、そのうちの一つとして、吉野の時に話題にあがった黄水晶(レモン水晶)があった。五代松鍾乳洞付近にあった深成岩※普通角閃石 化学組成:(Ca,Na)2(Mg,Fe,Al)5(Si,Al)6O22(OH,F)2※石英 化学組成:SiO黄水晶は角閃石を含む石英のペグマタイトで、微粒の鉄が石英内に散りばめられることに

 

大阪市内でシラスと出会った

菱苦土石と呼ばれる鉱物で苦土肥料の原料の鉱物と出会った。鉱物展ではキレイであったり珍しい鉱物以外に県の石という箇所もあり、そこで行きたくても行けなかったあるものと出会った。それは鹿児島のシラスである。※九州南部特有の白い火山灰で形成された土壌※姶良(あいら)火山由来の火山灰が堆積した土壌白い、白いと聞いてはいたが、これは白すぎる。展示であったので、これ以上接写では撮影出来ないので、より正確に比べることは出来ないけれども、

 

菱苦土石と呼ばれる鉱物

大阪市立自然史博物館で石は地球のワンダーという鉱物と化石の展示のイベントがあったので行ってきた。珍しい鉱物が160個、化石がいくつかと県の石が100個近くあった。大阪市立自然史博物館この展示以外でも元々博物館のコーナーとして鉱物がいくつか展示されていて、非常に多用な鉱物をこの目で見ることが出来る良い機会だった。このイベントを知った時に是非ともこの目で見ておきたい鉱物がいくつかあって、そのうちの一つが、菱苦土石(りょうくどせき:英名がマグネサ

 

御香宮神社の御香水

天川村洞川の名水のごろごろ水の記事の末尾で、もしかしたら名水を巡るだけで、重要な何かを得られるかもしれない。と書いて〆た。家(京都)の近くに名水百選に選ばれた箇所はないか?と調べてみた。京都には伏見の酒があったな。酒は水が美味しい地域で発達すると勝手にイメージしていて、イメージ通り名水百選に伏見の地域が入っていた。というわけで、名水百選に選ばれている伏見の御香宮神社に行ってみた。境内の奥の方に、御香水という名水が

 

ベントナイトの膨潤性

ベントナイトに水をかけてみたでベントナイトの膨潤性(水を含んだら膨らむ)の確認のために、ベントナイトに水をかけてみたけど、いまいち違いがわからなかった。リベンジもかね、確認しやすいように試験官を用意し、動画撮影から定点観測に変えた。なぜなら、私は長時間の動画撮影出来る機材を持っていないからだ。というわけで、昨日の朝、篩にかけて細かいものを集めたものを試験管に入れて、浸るようにちょっと多めに水を入れた。水を入れたのが10:11一分後、

 

ベントナイトに水をかけてみた

注目の資材、ベントナイトについて知ろう前回、ベントナイトの構成を調べたところ、ベントナイトには膨潤性の粘土鉱物が半分近く含まれているという報告があった。膨潤性というのは水を含んで膨らむ性質ということで、ベントナイトに水をかけてみた。この動画は6倍速で再生しています。見た感じ、特にこれといった反応はないね。各粒子がとても大きいので、この大きさだと粘土らしさが出てこないかもしれないので、ベントナイトを篩にかけて再度試してみた。

 

注目の資材、ベントナイトについて知ろう

上の写真はベントナイトという岩石を粉砕したもの。ベントナイトは多くの鉱物の集合体であり、モンモリロナイトという2:1型粘土鉱物を多く含む。粘土鉱物は買ってでも入れろバーミキュライトという名の薄板状粘土鉱物についての知識がつき始めたので、改めてベントナイトについて見ていこうと思う。※2:1型粘土鉱物については省略。吸着力が強い鉱物というイメージちなみにモンモリロナイトの化学組成は(Na,Ca)0.3(Al,Mg)2Si4O10(OH)2・nH2O

 

天川村洞川の名水のごろごろ水

先日から投稿し続けている奈良県吉野郡の天川村洞川には名水百選に選ばれた湧き水がある。この湧き水が出ているのは、五代松鍾乳洞とスカルン鉱床があった山の麓で、母岩が石灰岩多めであることはわかっている。五代松鍾乳洞横にあったスカルン鉱床ここの湧き水ではないんだけど、地域の人曰くもっと飲みやすい箇所があるよということで頂いた所、とても美味しかった。この水で炊いた米も美味しかった。ここで思った。美味しい水とはなんだろう?と

 

五代松鍾乳洞付近にあった深成岩

五代松鍾乳洞横にあったスカルン鉱床で五代松鍾乳洞付近の鉱山がスカルン鉱床であったことがわかった。鉱床のある箇所の地質を調べると花崗岩になっていたので、天川村洞川の鉄鉱跡にて鉄鉱跡でこのような花崗岩っぽい石がゴロゴロしているのも納得。この五代松鉱山で採掘されていたのが鉄らしく、地元の方に鉱山付近で採れた磁鉄鉱を見せてもらいました。他にこの鉱山ではレモン水晶(黄水晶)が良く採れるらしい。他によく採れる石が灰鉄輝石あたり。※下記のリンク先のページで各

 

五代松鍾乳洞横にあったスカルン鉱床

鉄鉱跡近くにある鍾乳洞で天川村洞川は石灰岩(堆積岩)が隆起して山が出来たことがわかった。そんな中で鉄の鉱床もあった。天川村洞川の鉄鉱跡にてで洞川の地質を調べてみたら、日本シームレス地質図五代松鉱山の箇所は花崗岩になっていた。花崗岩の隣の箇所を調べると堆積岩であって、母岩の形成された年代が1億年近く異なっていることから、ここらへんにある鉱床は、石灰岩の地質に対して花崗岩マグマが貫入したスカルン鉱床と呼ばれるものらしい。スカルン鉱床 - Wikip

 

鉄鉱跡近くにある鍾乳洞

天川村洞川の鉄鉱跡にてで奈良県吉野郡の鉄鉱山跡に行った。廃坑に入ることは禁止されているので中には入っていない。代わりに近隣で採掘している方からどのような鉱物が採掘出来たか聞いたのだけれども、その前に鉱山跡周辺にある鍾乳洞の話でも。とはいっても、鉱山跡の五代松鍾乳洞は入れなかったので、2kmぐらい離れている面不動鍾乳洞に行ってみた。この鍾乳洞は山の上にあって、自分の足かこんな感じの登山モノレールで登山する。登山後、早速鍾乳洞に

 

天川村洞川の鉄鉱跡にて

奈良県吉野郡の天川村洞川(どろがわ)に行った。大峯山洞川温泉観光協会行く直前に知ったことなのだけれども、この地域には以前、五代松鉱山というものがあった。※五代松でごよまつと読む※ホッパー跡今は廃坑のため、中に入ることは禁止されており、入ると逮捕されるから絶対に入ってはいけない。この五代松鉱山では鉄が採掘されていたらしい。五代松鉱山のすぐ近くに、この鉱山を発見した五代松さんが発見した鍾乳洞がある。お

 

火山灰に含まれる鉄の磁気

植物って磁気の影響を受けるものなの?で植物が磁気から何らかの影響を受けていることはわかった。磁気は磁鉄鉱という鉱物から発せられているのは有名で、磁気に関して玄武洞の玄武岩で世界的な大発見があったぐらいだ。※玄武岩に磁鉄鉱が多く含まれている。赤土の理解のために玄武洞へ地磁気逆転 - Wikipedia磁気って普段から言い続けていると、磁気って一体何なのだろうな?って思うようになるけど、磁気を理解するための数学力が自分にないことを痛感してしまうので、磁気については今は触れずに

 

ブルカノ式火山の火山灰の土としてのポテンシャル

知人と桜島に行った時に知人が地元の方にこんなことを聞いていた。桜島は常に噴火していて、火山灰が降ってきたり、命の危険性が常にあるのに、なんで桜島に住む人がいるのですか?とその返答として、火山灰は迷惑だけど、火山灰のおかげで良い農作物を収穫できるし桜島周辺の魚は旨い。住めば都になるものだよと。桜島と火山灰先日、桜島にて火山灰を実際の目(といってもマクロレンズの力を借りているけど)で見た。楽しい土壌の鉱物運良く、身内に最近桜島の火山の調査をして

 

桜島と火山灰

鹿児島中央で肥料関係者向け勉強会で施肥設計の話をしましたの勉強会の後、急いで鹿児島中央から港に向かい、フェリーに乗船して、桜島へ向かった。桜島に行った目的はもちろん、中学生の頃や農学で必ずといって良い程話題に挙がるシラス台地をこの目で見てみたかったから。シラスはガラス質という事できっとキラキラしているのだろうな?とか、白や無色の土主体だろうとある知識を振り絞って色々なことを想像していた。最近、火山について勉強していて、桜島はブルカノ式火

 

水辺に堆積した泥の上

とある岩場の小川にて、写真の中央あたりで岩から水が流れ落ちてる。流れ落ちた箇所というのは水の勢いで、川底の土が削られ舞い上がり深い底ができるもの。滝をまじまじと見たことはないけど、おそらく同じようなことが起こっているだろう。ここで、水が流れ落ちているところの正面に土が積もっていて、そこで発芽して、しかも開花までしているタフなやつがいる。あれって他の動物にタネを運んでもらえないタネツケバナだよな?※タネツケバナはナズナの仲

 

紅土と黒ボクを見て思い出す師の言葉

宝山の土から紅土を考えるで、同じ母岩の質由来のはずなのに気候条件で、紅土になるか、黒ボクになるかが決まる。という話を記載した。ここにある大きな違いは気温によって有機物の分解と蓄積のパターンが異なり、分解が遅いことによって適切に有機物が蓄積されたのが黒ボクということになる。ここでふと思ったことがある。それは、雪に埋もれた畑を見て思い出す師の言葉の続きで記載した剪定枝を山積みにして、雪の重みで圧をかけて高速で難分解性の木質資材を

 

宝山の土から紅土を考える

夜久野高原の宝山の火口付近で赤い土を見た玄武岩質的火山で赤い土を見た。赤い土は鉄分の多い母岩から風化した時に形成されることがわかった。それを踏まえた上で本題である大陸の赤い土について見ていきたいと思う。そもそも大陸の赤い土って何?って話だけど、よくテレビとかで見るどこもかしこも真っ赤な土が広がっている状態のことを指していて、この土は土壌学では紅土(ラテライト)と呼ばれている。※写真はイメージWikipediaに記載されている内容を引用すると

 

赤い土のエリアの一画に白い石

夜久野高原の宝山の火口付近で赤い土を見たで玄武岩質的火山で赤い土と、夜久野高原の宝山の麓に落ちていた緑の石火山噴出物のスコリアを見た。この山の赤い土の箇所はどこも赤いのか?といえばそうではなくて、時々、白い噴出物が溜まっている箇所もある。これは二酸化ケイ素分が多い軽石だね。軽石もスコリアの一種か?玄武岩で構成されている山は、噴火時のマグマの二酸化ケイ素の含有量が少ない事が特徴で、少ないが故に粘性が低く

 

夜久野高原の宝山の麓に落ちていた緑の石

玄武岩質的な火山灰土壌の色は黒だったまでの記事で、玄武岩質的火山の壁面の土は赤で、麓周辺の畑の土の色は黒だという事がわかった。これだけでも知見レベルでは大きな収穫なんだけど、更に何か得られないかと石も見てみた。よく見かけた石をいくつか持って返ってきたんだけど、その中でも更によく目立ったものとして、山頂付近のスコリアと夜久野高原の宝山の火口付近で赤い土を見たおそらく玄武岩で内部あたりが割れて出てきたもの。他

 

玄武岩質的な火山灰土壌の色は黒だった

夜久野高原の宝山の火口付近で赤い土を見たで玄武岩質の火山灰由来の赤い土を見た。それを踏まえた上で実際に知りたいことと言えば、周辺の畑の土の色は何色だろう?ということそれを知ることで大陸の赤い土の攻略法を知ることができるようになるわけだから…まぁ、前の記事で山の麓の土の色を見たので、この地域の土の色はすでに知っているわけなのだけれども、それは置いといて、麓で一番近い畑を見てみると、真っ黒だった。この地域ではち

 

夜久野高原の宝山の火口付近で赤い土を見た

日本にいながら大陸の赤い土を把握するという話から、昨年末に夜久野の玄武岩を見に行った。夜久野の玄武岩と赤い石大陸の赤い土の話の下りは下記の記事に記載されている。赤土の理解のために玄武洞へ玄武岩というのは火山の噴火の際に押し出された溶岩が固まった火成岩で、玄武岩があるということは周辺に火口が必ずある。スコリアという多孔質の塊でも記載されている通り、火口は少し離れた位置にあり、夜久野にあった火山の名前は宝山(田倉山)という。というわけで昨日、宝山に行ってきた。

 

苦土があるところ

硫安が出来るところで水マグという名前が出てきたので書いてみる。水マグというのは水酸化マグネシウムの略で、Mg(OH)2の単純な構造であるけど、とても重要な肥料である。水滑石という鉱物を粉砕して上の写真のような形状にしたもので、空気に触れると二酸化炭素を吸収して2Mg(OH)2 + CO2 → MgCO3 + H2O炭酸マグネシウム(炭酸苦土)に変わる。水マグ、炭酸マグ、どちらもMg(OH)2 + 2H2+ → Mg2+ + 2H2O

 

石炭の出来るところ

Photo by (c)Tomo.Yun石炭は植物体の死骸が蓄積されて、それが長い間地中に埋設されたことによって出来る。と株式会社誠文堂新光社 / 増補版 地層の見方がわかる フィールド図鑑に記載されていた。但し、地上で枯れた植物はキノコ等の分解者によって分解されてしまうため、分解されないちょっとした条件が必要らしい。廃榾木に群がる菌群その条件というのが、湿地帯であることで、この写真では浅いところを撮影しているけれども、

 

鉱物は栽培上の問題の解決案を教えてくれる

株式会社誠文堂新光社 / 増補版 地層の見方がわかる フィールド図鑑地形の把握のためにどんな用語があるのか知りたくて読んでみた。鉱物や岩石もそうだけど、地層も想像すればする程わからなくなってくる。原子の話が宇宙空間でも成り立つという話に触れた時も、原子の起源は何なのか?とか原始の生物という説があるコアセルベートの形成も偶然なのか必然なのか?そこにも壮大な神秘があるものだと感じたものだ。コアセルベート - Wikipediaという前置きはここまでにして、地層

 

吉備津神社の矢置岩

昨日、岡山に行く予定があり、目的地に到着する前に地元の神社に行ってみようということになり、桃太郎で有名な吉備津の吉備津神社に行ってきた。吉備津神社 - Wikipediaこの神社の入り口に矢置岩という盤座(いわくら)があった。矢置岩についての由来はこの場では省略しますが、これは神社から与えられる資産・知恵として調べてみた。吉備津神社は神社の背後にある山をご神体としており、山全体が堆積岩(ピンクの箇所は花崗岩)となっているため

 

川の上流で石の下に溜まった土?

土質の理解を求め川の上流へで川の上流へ行って石を見てきた。礫岩に詰まった大切な資源でそこらにあった石を投げて割ってみたりした。よくわかんなかったなりにそれなりの知識はついたと思う。もうひとつやったことといえば、そこそこ大きな石を持ち上げて、石の下にあった砂利や土?を見てみた。石が風化して砂や粘土化したものがあったり、周辺に落葉があったり、これが俗に言う川砂だろうけど、こう見ると、川砂は良質な粘土と腐植があって

 

いわくらとチャート

礫岩に詰まった大切な資源までの記事で、平野部の土質を調べるためにはとりあえず上流に行っておけばわかるかもと行ってみた。それ以外で何かわかることはないかな?とネットで調べてみたら、京都盆地の基盤岩: 露頭する岩石、磐座信仰 - 京都高低差崖会という記事と出会った。今回の記事に合わせて要約すると、京都市の北部の岩倉(いわくら)という場所は基盤岩の宝庫で、基盤岩を神と見立て祀ってある神社があるとのこと。盤座(いわくら) - Wikipediaというわけで

 

礫岩に詰まった大切な資源

前回のあらすじ土質の理解を求め川の上流へで近所にある川の上流に行けば、近所の土質の理解が深まるかもと思って行ってみた。石を意識して河原に立ってみると、様々な模様をした石がありました。で続き凸凹した大きな石があった。石の中に更に石(轢:れき)がたくさんあるのでこれは礫岩だろう。※もしくは人工的に作られたアスファルトの破片かもしれないけれども…そもそも粘土って何?この石を近くにある硬そうな石めがけて投げてみた。で、割れたのがこれ断面は

 

土質の理解を求め川の上流へ

日本シームレス地質図で見えることが増えたはずで石や地質の調べ方を知ったので、京都左京区を流れる賀茂川の上流(貴船)に行ってみた。貴船 - Wikipedia日本シームレス地質図事前に調べていた地質だとチャートと記載されている。※隣の緑のエリアは玄武岩ブロックと記載されていた。玄武岩を磨くと中は黒でしたまだつたない鑑識力ではありますが、おそらくチャートというのは、これらだと思う。チャートは構成の大半が二酸化ケイ素(


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