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アーカイブ : 2020年07月

 

稲作でよく見かける一発肥料について

稲作では一発肥料というものがある。その名の通り、最初に一発肥料を入れたら、肥料の方で適切な時期に適切な量が溶けて肥効を示し、追肥等の作業をなくすことができる。この話を進める前に肥料の前提を挙げておくと、肥料は水に溶けてはじめて効く。水に溶けなければ肥効を示さないので、乾燥しているところに肥料を置いても雨が降らない限り効くことはない。※土が保水性を持っていたら、土の水分が肥料に移って溶けて効くということはある一発肥料は初期生育用の速効性の肥料と徐々に溶け出す遅効性の肥料...

 

稲作の中干しの意義を整理する

イネの花芽分化の条件までの記事で記載している通り、レンゲ米の田をほぼ毎日見ている。いくつかのレンゲ米の畑で共通していることが、葉の色が薄く、地上部の茂りが少ないが茎は太い。比較的背丈は揃っていて、田全体で葉の色が整っている。一発肥料(次の記事あたりで触れる予定)を使っているが、レンゲによる土壌改良によって肥効パターンが変わっている可能性があると予想している。慣行的な栽培の田と比較して他にも興味深い現象があった。発根を促進するために行うとされる中干し...

 

イネの花芽分化の条件

前回のイネの有効分げつ歩合とはの記事でイネの分げつのうち、収量に関するものとそうでないものの違いを見た。収量に関係ない分げつは収量に関する分げつから発生した高次分げつのことを指す。となると、一般的に言われる中干し前の分げつが有効で、中干し後の分げつが無効というのはあくまで指標であって、明確な判断基準ではないということがわかる。今のところ、傾向として(観測範囲内で)一律レンゲ米の水田は分げつの発生が遅いというのも、無効分げつの発生を抑えているという可能性も十分あり得る事...

 

イネの有効分げつ歩合とは

レンゲ米の畑の一つが先週あたりから急速に生育をはやめ、しかも葉色は緩やかに濃くなっている状態になっている。葉の色が濃いイネはいもち病に罹りやすい上の写真のレンゲ米のイネは周辺のイネと生育状況では大差ない状況となっている。元JAの営農指導員曰く、上の写真の水田の株は比較的茎が太く見えるそうだ。中干しによって土壌中の窒素の形態とかが変わったのはなんか影響があるのかな?といろいろな想像をしてしまうが、今は適切な判断をするために知識不足を埋めることが先決なので、前回のイネの分げつ...

 

イネの分げつについてを知ることが大事

窒素肥料過剰でイネの葉の色が濃くなるのはなぜだろう?までの記事でレンゲ米のことを見ている。近所でレンゲ米を栽培している箇所が数箇所あり、どの水田も一律で薄い葉色と分げつが少ない傾向にある。これは地上部よりも発根が優勢になっている事に因るものだと予想しているのだけれども、自身で栽培しているわけではないので確認はしていない。物事を判断するためにはイネの知見が全然ないので、一つずつ丁寧に見る必要がある。今回は収量に関与する分げつについて見ることにする。分げつは他の植...

 

ヒルガオの雄しべの下で

ヒルガオを探していた。住んでいる町でやっとヒルガオが自生しているところを見つけた。ヒルガオかコヒルガオ、それともその間の子なのかはわからないが、どのヒルガオも探すきっかけになったある予想の条件に合致しているので、早速近づいて観察してみることにする。おや、花の筒の箇所に何かいる。腹部に毛が生えているし、コハナバチか?小さなマメ科の花と小さなハナバチ脚に花粉を付けている。コハナバチがいた事で、なんとかこのハチを撮影しようと意識して、当初...

 

窒素肥料過剰でイネの葉の色が濃くなるのはなぜだろう?

葉の色が濃くなるとどうなるのか?までの記事で、植物が吸収できる二大窒素のアンモニア態窒素と硝酸態窒素について見てきた。土壌表面を水で覆う水稲では、土壌中の酸素が少なくなり、窒素の形態は主にアンモニア態窒素となる。イネは肥料の窒素分をどう利用するか?の記事でアンモニア態窒素の利用を見てきたけれども、アンモニア態窒素のアンモニウムイオンは毒性も高い為、吸収後すぐに無毒なグルタミン等のアミノ酸として葉に運搬されると記載した。ここで一つ疑問が生じる。稲作で最も...

 

葉の色が濃くなるとどうなるのか?

イネは肥料の窒素分をどう利用するか?の続きだけれども、一旦稲作から離れて、野菜全般の話に移る。この写真のミズナは牛糞を主として施肥を行っていたところのミズナで、秀品率が激減していた。ここの秀品率を改善するために施肥設計から牛糞を外し、植物性の有機物(剪定枝やコーヒー粕が主体)を主にしたところ、秀品率は3倍近くに向上した。※農薬の使用量を大幅に削減、もしくは無使用になり、肥料代 + 農薬代のトータルコストが削減され、利益率が向上する撮影時の天候等で明...

 

イネは肥料の窒素分をどう利用するか?

葉の色が濃いイネはいもち病に罹りやすいの記事で窒素系の肥料の過多で葉の色が濃くなった株はいもち病に罹りやすいという内容を見ていきたい。※上の写真は葉の色が極端に濃いわけではないけれども、目視で比較的葉の色が濃いものを撮影した葉の色が濃いというのが何なのか?単純に葉緑素が多いからなのか?それとも葉で光を反射する物質を多く溜め込んでいるのか?が現時点の知識レベルではわからないので、窒素の吸収の仕組みから見ていくことにする。イネの初期生育は水に浸っている水田であ...

 

水生植物であるイネの根腐れについて考える

イネのいもち病から離れ、イネの根腐れについて見る事にする。今年は大雨の日が多く、田から水を抜く事ができず根腐れが多発するのではないか?と言われている。田から水を抜くというのは、中干しと呼ばれる土表面がひび割れするまで乾かして、ひび割れの箇所から酸素を入れて根を丈夫にする過程を指す。この中干しに対して一つ疑問がある。植物の根への酸素の運搬とROLバリアという記事で触れたが、イネの根はROLバリアというものを発達させ、葉から...

 

郵便番号を入力したら半径3km内のすべての町名を取得する

郵便番号を入力したら半径3km内のすべての町名を取得したいという要望がありました。この要望を聞いた時に頭に浮かんだのがGoogleのGeocoding APIだったので、このAPIで指定の場所の周辺の町名を取得してみる。Overview  |  Geocoding API  |  Google DevelopersGeocoding APIはGoogle Maps Platformで支払い方法の設定をしていないと使用できない。これから記載する内容はGoogle Maps Pl...

 

SOY ShopでAmazon Pay ワンタイムペイメント支払いモジュールを作成しました

Amazon Pay | 簡単で安心なオンライン決済を | アマゾンペイ表題の通り、SOY ShopでAmazon Pay ワンタイムペイメント支払いプラグインを作成しました。SOY Shopのカートで上のキャプチャのような支払い方法の選択画面を設置することができます。今回の機能は下記のURLにあるパッケージでご利用できます。https://saitodev.co/soycms/soyshop/開発用のメモAmazon Pay Widget...

 

いもち病の抵抗性を色素の観点から見てみるの続きでメチル化を見る

前回のいもち病の抵抗性を色素の観点から見てみるの記事の続きで、Yikrazuul - 投稿者自身による作品, パブリック・ドメイン, リンクによるイネのいもち病に対する抵抗性の一つでサクラチネンというフラボノイドがある。このサクラチネンは、Yikrazuul - 投稿者自身による作品, パブリック・ドメイン, リンクによるナリンゲニンというフラバノンのA環(左側の環)の水酸基(-OH)の一つがメチル化されたものだ。メチル化というのは(主に)OHの箇...

 

SOY CMSで複数ページフォームプラグインを作成しました

SOY CMSで複数ページのお問い合わせフォームを設置したいという要望が非常に多くありまして、都度開発だと大変なので、複数ページフォームプラグインというものを作成しました。プラグインの詳細ですが、SOY CMS側で複数ページフォームプラグインの詳細を開き、フォームの構成を決めます。各ページの詳細ページでページ毎の構成と、次のページをどこにするか?を決めます。各ページの設定が終了したら、SOY Inquiryと同じ要領で公開側のページにフォー...

 

いもち病の抵抗性を色素の観点から見てみる

前回の葉の色が濃いイネはいもち病に罹りやすいの記事の途中で、イネのサクラネチンはいもち病菌に対して抗菌作用を持つというリンクを掲載した。サクラチネンはいもち病のファイトアレキシンとしての作用がある。※ファイトアレキシン≒感染病の抵抗性ファイトアレキシン - WikipediaYikrazuul - 投稿者自身による作品, パブリック・ドメイン, リンクによるサクラチネン - Wikipediaサクラチネンの構造を見ると、フラバノン骨格の化合物なのでフラボノイド...

 

葉の色が濃いイネはいもち病に罹りやすい

前回のレンゲ米の水田からイネの生長を考えるの続きレンゲを育てて鋤き込んだ後に田植えをした水田では、レンゲ鋤き込み以外の条件が似たような水田と比較して、葉色が薄く葉の茂りが少ない傾向(あくまで主観)があることを記載した。この状態が良いのか悪いのかを判断するのは難しいけれども、欠乏症が出ているというわけではないので良い事であると予想している。前回の記事では植物の反応として、水溶性の窒素化合物と発根についてを見た。イネのサクラネチンはいもち病菌に対して抗菌作用を持つ...

 

SOY Shopで軽量版集計プラグインを作成しました

SOY Shopで管理画面の注文画面で使用できる集計プラグインの軽量版を作成しました。今までの集計プラグインとの違いですが、今までの集計プラグインでは、検索条件を検索結果をエクスポートする(二枚目の画像)の箇所であっても、プラグイン側で検索条件を持っていましたが、プラグイン側で検索項目を持つことを止めて、管理画面の注文検索を用いるように変更しました。この背景として、注文検索の画面で検索項目を増やすことができる拡張ポイントを設けたことで、高度な注文検索を行うことができるようになりました...

 

レンゲ米の水田からイネの生長を考える

レンゲ米の水田に集まる昆虫たちまでの記事でも記載しているが、ほぼ毎日、レンゲ米の水田を様子を見ている。知人といえ人様の畑であるので厳密な観測ではなく、本当に様子見程度。レンゲ米の水田のことを知るために、周辺で田植えの前に土が悪いであろうなという箇所をいくつかピックアップしておいて、その水田の様子も合わせて見ている。おそらく施肥設計はほぼ一緒で、大きな違いはレンゲで土作りをしているかどうか※レンゲで土作りをしているので、土作りに用いた肥料に違いは生じるそんな中で最近顕著...

 

SOY Shop 2.0.0

SOY Shop 2.0.0 β非公式でメンテナンスを続けている立場ではありますが、SOY Shop 2を公開します。SOY Shop 2とありますが、データベースの大幅な変更は特になく、SOY Shopの1系の延長上にあるものとして、ご利用の際はいつも通りのバージョンアップを行ってください。SOY CMSのバージョンアップについてSOY Shop 2での大きな変更点は、・管理画面のUIでBootstrapによるレスポンシブ対応・公開側ページの読み込みの省力化...

 

麦茶は最高の飲み物だという投稿を見かけて

TSUKI KENさんによる写真ACからの写真夏といえば麦茶で、麦茶で思い出すことがある。某SNSで誰かが「麦茶はミネラルがあって、カフェインがなくごくごく飲めて最高の飲み物だ」というニュアンスの投稿をしていた。この投稿以降、麦茶の印象が上がった。この投稿を見かけたのはTwitterなんだけれども、Twitterは見ず知らずの誰かの名言が時々挙がってきて、こんなにも良い印象を与えるなんて凄いと改めて思う。そういえば、麦茶の色は濃い茶色だよなと改めて見て思う。茶...

 

SOY Shop版HTMLキャッシュプラグインを追加しました

SOY Shop 2でSOY CMSのHTMLキャッシュプラグインで高速化の記事で紹介したHTMLキャシュプラグインのSOY Shop版を追加しました。SOY Shop 2.0.0 βこのプラグインを使用する上で注意すべき箇所としまして、ネットショップのサイトでよく見かけるカートの中身のウィジェットがHTMLキャッシュの生成によって使用できなくなります。サイト訪問者がどれくらいカートに入れたか?の情報を省くと操作性が著しく悪くなるので、カートウィジェットは...

 

伐採された木の幹にキノコ

雨上がり、サクラの木の下のキノコたちに引き続き、梅雨はキノコがたくさん生えるので、今回も撮影してきたキノコを調べる。おそらく成長半ばでバッサリ切られた木の幹に黒っぽいキノコが生えていた。拙い鑑識眼で判断するにおそらくタマチョレイタケ科のカワラタケと呼ばれるキノコだろう。カワラタケ - Wikipediaもしかしたら違うかもしれないけれども、カワラタケだとして話を進めよう。Wikipediaのページに「菌糸体よりクレスチンという抗悪性腫瘍剤になる多糖類が得られる...

 

雨上がり、サクラの木の下のキノコたち

道端に落ちていた木の枝に朱色のキノコが生えていたの記事に引き続き、今回もキノコの話いつもの通り道にやたらとキノコが生える道(近くに教育用の林がある)があって、梅雨という時期と重なって様々なキノコが生える。キノコは森を学ぶ上の目印のようなものになるかもしれないので、見かけたキノコは撮影することにしている。サクラの木の下にひょろっと生えているキノコらしきものがいた。雨があがってしばらく経っていたのでおそらくこれが最大の大きさだろうと勝手に判断して、帰宅してから図鑑で調べて...

 

道端に落ちていた木の枝に朱色のキノコが生えていた

桜並木の道端に落ちていた木の枝に色鮮やかなキノコが生えていた。カイガラダケを赤色にしたようなキノコだった。最近、色について気になっているので、フラボノイドに意識を向けて当然このキノコの色も気になったので、「赤」+「キノコ」で検索してみたら、ヒイロタケというキノコのページにたどり着いた。ヒイロタケ - Wikipediaキノコの見分けは今の自分にとっては難問なので、ヒイロタケだとして話を進める事にして、ヒイロタケの色素というのは、フェノキサジン色素の...

 

秋に開花するアザミを楽しみにして秋の訪れを待つ

近所の川の近くでいつ花が咲くのだろうと楽しみにしているところがある。楽しみにしているのは、今まで見てきたアザミっぽいトゲのある葉だけれども、全体的に細い印象のある草で、茎にはトゲがない。アザミは時々無意識で触れて痛いことがあって人の生活にとっては厄介な扱いになることが多いけれども、※特にアメリカオオアザミなんかやたらと葉がかじられている。葉の虫食われの痕を見ると、昆虫にとってはトゲは特に関係なく、むしろ周辺の動物から逃れる為の場所になったり...

 

日差しの強い芝生でキノコが生えた

梅雨といえばカビが生えるというイメージがある。人があまり歩かないけれども、定期的に管理されている芝生にて、キノコの子実体がポツポツと生えていた。これがフェアリーリングだかわからないが、きっとこれらのキノコは土の中で繋がっているのだろう。梅雨の時期のキノコたちこれらのキノコは周辺の草にとって良いことをもたらすのだろうか?もしくは競合するのだろうか?キノコのことをもっと知れれば、得られることが多くなるはず。ということで調べてみることにし...

 

SOY CMSを介さずにSOY2Mailでメールを送信してみる

PHPの実行環境でフルスクラッチでsendmailを実行する必要が出てきた。mail関数はメール送信前にヘッダ周りの設定が何かと面倒なので、SOY CMSの開発で様々なサーバの運営に関わった知見を活用するため、SOY CMS内で動いているSOY2フレームワークのSOY2Mailのみを使用することにしてみた。SOY CMSの開発秘話root├── index.php└── lib└── soy2_build.phpSOY2Mailを試す為のファイル構成は...

 

キノコが老木を攻める

例年にない大雨が続く今日この頃人にとっては雨が振り続けることは有益ではないことが多い。そんな日が続く中、朽ちかかっている木の幹にて木の割れ目からキノコが生えている。キノコにとっては連日の長雨に因る高湿気は心地が良いはず。大雨で落ちる枝が多い季節でもあるので、まさに今こそがキノコによって木が朽ちて土ができる時期なのかもしれないなとこのキノコを見てそう思った。紅葉の落ち葉が土に還るこのキノコは老木のとどめを刺しに行っているように見える。

 

花の向きとオニアザミ

壁の割れ目に生えた草は何か?の記事を投稿している時に気になったことがある。何が気になったのか?の前にベレ出版から出版されている石井博著 花と昆虫のしたたかで素敵な関係 受粉にまつわる生態学という本のハチが好む花の特徴で、ハナバチは大体の形の花から花蜜を穫れるけれども、特に横向きや下向きの花が良いという記述があった。横向きといえば、キキくんさんによる写真ACからの写真マメ科の花だろう。うさぎ屋写真さんによる写真ACからの写真下向き...

 

SOY CMSでLazyLoadプラグインを作成しました

【SEO対策】Lazy Loadの記事でChromeで有効な画像の遅延読み込みの内容に触れましたが、SOY CMSではブログページの記事毎ページで記事の内容中にある画像ファイルに対して、Lazy Loadの指定を行うことができません。そこで、記事毎ページを表示する前に記事の本文を精査して画像ファイルが3枚以上ある場合は3番目の画像以降すべてのimgタグにloading="lazy"の属性値を付与してページを出力するプラグインを作成しました。このプラグインは記事本文の精査にリソース...

 

壁の割れ目に生えた草は何か?

壁の割れ目から草が生えている。写真左側のレンガの箇所は花壇なので、おそらくこの割れ目の先には土がたくさんあるのだろう。この草をマジマジと見ると、やわらかそうな肉厚の葉に鋭いトゲがあるからアザミのように見えるけれども、アザミにしては鋸歯(葉のギザギザ)が少ない。アザミという名前が頭に浮かぶと同時に人の生活とアザミの記事で記載した「分化の途上にある若いグループ」というもの浮かび、それだったらアザミだったらどんな形でもアリか!ということも同時に浮かぶ。...

 

【SEO対策】Lazy Load

ページの表示速度の改善の一手で画像の遅延読み込みというものがある。遅延読み込みというのはファーストビュー(ページ読み込み時にブラウザに表示される箇所)で出力されている画像以外は、ページの内容をすべて表示してから画像の取得を行うというテクニックです。ページを表示する上で重い画像(動画)ファイルやiframeを遅延させることで、ページ表示が快適になる。この遅延読み込みを利用する方法は、ブログ記事の末尾にある画像の出力箇所で、img src="/site...

 

SOY ShopでRFID在庫管理ツール ZAIKAに対応しました

RFID在庫管理ツール『ZAIKA』 – ZAIKAはレンタルサービス専用のRFID在庫管理ソフトです。ミスが起きやすい「発送・返送時の作業効率が劇的に改善」されます。さらに、通常のレンタルオペレーションでは「困難な在庫単位での収益・稼働・状態管理」を実現しました。SOY Shopでレンタルサービス事業者向け RFID在庫管理ツール ZAIKAでAPIを介して連携できるプラグインを作成しました。当プラグインを利用するにあたって一点程注意がありまして、SOY Shopでレンタル業務を行...

 

紅葉の落ち葉が土に還る

紅葉と黄葉の落葉がいずれは土に還るこれから暑い夏に突入するわけで、秋の紅葉の話ははやいけど、そこは気にせず話を進める。紅葉といえば、寒暖の差が激しい秋において、光合成を抑える為のフィルター的意味合いで葉にアントシアニンを蓄え、速やかに葉緑素がなくなることで赤くなるとされる。鮮やかな赤になるのは、おそらく紅葉の時期の葉のpHが低いからだろう。pHによるアントシアニンの色の変わり方を見る赤色の葉がいずれは褐色になる。色素がどのように変化しているのかを追ってみる。 ...

 

フラボノイドに意識を向けて

前回の植物が有害な紫外線から身を守る為のフラボノイドの記事で、シロイヌナズナにおいて紫外線が強い地域で特異的に増えるフラボノイドを見た。紫外線から身を守る為に葉にフラボノイドを蓄積するというのは以前から言われていて、施肥設計の見直しで農薬防除の回数は確実に減らせるネギのケンフェロールやケルセチンあたりをよく見聞きする。※ケンフェロールとケルセチンはどちらも淡黄のフラボノイド3種類のネギ類の抗酸化活性と抗酸化成分の比較 - 平成18年度日本調理科学会大会黄色い色...

 

植物が有害な紫外線から身を守る為のフラボノイド

前回の人には認識できない色の色素の記事で無色の色素は人が認識できないだけで、紫外線の色の色素があるという内容を記載した。植物の色に限らず色というものは降り注ぐ太陽光のうち反射した波長のものを人の目が色と認識しているわけで、山猫さんさんによる写真ACからの写真植物の葉であれば、光合成に不要な緑色の波長を反射するので人の目には葉は緑色に見える事になる。紫外線というのは、人が認識できる可視光線で最も波長が短い紫色の外側の光で、生物にとっては反応性が高く有害性が高...

 

人には認識できない色の色素

幻の黄色いアサガオに迫るためにキンギョソウを見るまでの記事でアサガオ等で様々な色の色素を見てきた。色素の中には淡黄のような薄い色の色素があったり、pHによるアントシアニンの色の変わり方を見るで見た無色の色素というものもある。無色の色素は色素ではないのでは?という疑問が生じるかと思うが、これからの話で無色の色素というものが大事になってくる。主に黄色の花で、人の目では鮮やかな黄色に見える花がある。うちには紫外線透過・可視光吸収フィルターがないのでリンクで済ます...

 

幻の黄色いアサガオに迫るためにキンギョソウを見る

2014年、ニュースで幻のアサガオを再現したという報道があった。プレスリリース - 「幻のアサガオ」といわれる黄色いアサガオを再現アサガオの古い記録には黄色いアサガオが咲いたという記述があるが、今は淡黄はあっても黄色いアサガオはない。遺伝子組み換えによって黄色いアサガオを再現させたのだ。遺伝子組み換えを成功させるためには、発現させたい形質の深い理解が必要で、黄色いアサガオが再現できたということは、色素の理解が大幅に進んだことを意味する。黄色いアサガオの内容を読むと...

 

SOY InquiryのMySQL版でIPv6経由でのアクセスに対応しました

SOY Inquiryではお問い合わせがある度にお問い合わせ詳細にIPアドレスのログをとる仕様があります。上のキャプチャではIPアドレスのログはIPv4になっていますが、環境によってはIPv6でアクセスがあり、お問い合わせ時にIPv4ではないというエラーが発生してお問い合わせの処理が止まるという不具合に遭遇しました。※MySQL版のみ【SEO対策】IPv6そこでIPv6に対応できるようにIPアドレスのカラムの文字数の上限を増やしました。今回の変更はSOY In...

 

黄色い色素のフラボノイド

幻の黄色いアサガオという話がある。テレビのニュースでこの話題を見た人もいるかもしれない。伝統的な育種(遺伝子組み換えなし)で交配されたものに淡黄という花弁の色(写真はない)がある。株式会社誠文堂新光社の朝顔百科の204ページに黄色い花のアサガオが一度だけ咲いたというコラムがある。古典園芸としてのアサガオの記録にも黄色いアサガオの記述があるらしい。黄色いアサガオがなぜ幻なのか?を紐解いてみたい。アサガオはアントシアニジンという赤から青...

 

紅色の花のアサガオ

Gokkyさんによる写真ACからの写真前回の紫色の花のアサガオの記事で花弁の色が紫になる理由を調べた。次はnonkosanさんによる写真ACからの写真紅と呼ばれる色についてを調べることにする。色の判断は難しく、上の写真の花弁を紅と見るか紅紫と見るか悩ましいところ。株式会社誠文堂新光社の朝顔百科によると紅を理解する為には紅紫を知る必要があるらしいので、上の写真は紅紫ということで話を進める。Edgar181 - 投稿者自身に...

 

紫色の花のアサガオ

前回の色鮮やかなアサガオの秘密に迫るの記事で、アサガオの花の鮮やかな青はpHによって色が変わるアントシアニジンと花が咲くに従って、花弁のpHが上昇することに因るということを記載した。色素のpHに影響は強酸であれば赤で紫色を経てアルカリ性で青になる。それを踏まえた上で、Gokkyさんによる写真ACからの写真紫色のアサガオの花についてを見る。前回に引き続き、再び株式会社誠文堂新光社の朝顔百科を開いてみると、紫色は花弁中の液胞のpHを調節...


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