眼球内でのルテインの利用の記事で、疲れ目のサプリメントとして頻繁に見かけるルテインについて見てきた。
次はもう一つの目関連のサプリメントの原料である
ブルーベリーを見ていく事にする。
ブルーベリーはツツジ科スノキ属の低木から得られる実を指す。
いくつか種類があるらしいが、総称してブルーベリーとして話を進める。
ブルーベリーの販売で有名なわかさ生活が運営するサイトを読むと、ブルーベリーに豊富に含まれるアントシアニンが、
網膜にあるロドプシンの再合成に関与すると記載されていた。
ブルーベリーが疲れ目に効くという話題を知るためにはブルーベリーに含まれるアントシアニンやロドプシンについて知る必要がある。
というわけで調べてみることにした。
最初にアントシアニンについての用語を整理してみる。
アントシアニンはアントシアニジンに糖や糖鎖が結合した配糖体を指す。
※アントシアニジンはフラボノイドの一種
例として、シアニジン 3-グルコシドというアントシアニンを見てみる。
シアニジン 3-グルコシドは
NEUROtiker (talk) - 投稿者自身による作品, パブリック・ドメイン, リンクによる
シアニジンというアントシアニジンの中央右下にある-OHの箇所に
Yikrazuul - 投稿者自身による作品, パブリック・ドメイン, リンクによる
グルコースが付与された配糖体となっている。
アントシアニジンにはシアニジン以外にもたくさんあり、付与される糖や糖鎖のパターンもたくさんあるので、結果的にたくさんのアントシアニンが存在することになる。
アントシアニジンとアントシアニンは色素として扱われていて、緑を大体の波長を範囲とする。
単純に考えると、
もし、眼球内で光を感受する箇所にブルーベリーのアントシアニンが配置されたとしたら、青色系の光を遮光して酸化ストレスを回避することに繋がる。
ただ、冒頭で触れた内容ではロドプシンの再合成という表現であったので、上記の予想とは作用機構が異なっている可能性が高い。
というわけで、次はロドプシンについて触れる必要があるのかなと。