息子らが昆虫採集をしたいということで、いつもの日課のレンゲ米の田の様子見に加え、
近隣の雑木林を見て回る事を追加した。
一般的にカブトムシやクワガタが集まる木として、
樹液が出ていて、樹液が発酵している木に集まるとされている。
一般的にはクヌギやコナラといったブナ科の落葉広葉樹やヤナギをよく聞くが、それ以外の木の名前を聞かない事が気になった。
なぜ、クヌギは樹液を大量に出すのだろう?
その前に樹液を出すという事について整理しておこう。
樹液について | みんなのひろば | 日本植物生理学会に拠ると、
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樹皮が傷つくと篩管、導管ばかりでなく乳管や樹脂道も切断され乳液や樹脂がしみ出てきて乾燥したり、成分が重合したり二次的変化をして脂(ヤニ)となります
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と記載されていた。
サクラの樹皮でよく見かけるサクラゴムあたりが、樹液の働きをよく表していると思う。
であれば、次に気になってくるのが、クヌギは樹皮を傷つけられた時、なぜ瞬時に脂を形成して瞬時に傷口を封じないのか?だろう。
これを理解するにはまず脂(ヤニ)について知る必要があり、おそらくだけれども、サクラゴムから辿っていく事が近道のような気がする。
長くなりそうなので一旦ここで止めておく。