腐植を理解したい欲が日に日に強くなって、先日の夢で


quinone


キノンが反応していく過程が出てきた。

その反応が正しいかどうか知らないけれども、そんなにも気になるのか。


腐植について調べていると、キノンが頻繁に出るのに、農学の学部生の頃にも、細胞生物学を専攻していた大学院生の時も有機化学の反応論について一切触れなかったので、今となってはどうかしているぜと思う。

※有機化学がベースとなる生化学はあった


独学で理解するにはちときついので、冒頭にちょっとだけしか触れないだけの講義の重要性を感じた。




そういうことはここまでにしておいて、最近見かけたキノンの説明を挙げる。

有機化学を触れた人にとっては当然の内容だろうけれども、自身にとっては新鮮だったので挙げておく。


その内容というのが、キノンはケトンというものだ。

実際にはキノンはケトンではないらしいが、ケトンのような特徴を持つらしいので、そう捉えておくと理解が進むらしい。


では、ケトンとは何か?になるが、


Ketone-general


カルボニル基(-C=O)を持つ化合物を指す。


ケトンで有名なものとして、


Formaldehyde-2D


RとR'が共にHのホルムアルデヒドや


Aceton_1


RとR'が共にメチル基(-CH3)のアセトン(プロパノン)がある。


カルボニル基の構造を踏まえた上で、冒頭のキノンを眺めてみると、


quinone


カルボニル基が2つ重なり合って見えるので、たしかにケトンのようだ。


このように見えるだけで大きな進歩であるので、理解を深めるには、カルボニル基そのものについて理解すれば良いことになる。


腐植について見えるものが一つ増えて嬉しい。

ポリフェノールと生体内分子の相互作用1