ゴボウには社会問題を解決する可能性を秘めていると信じているの記事で昨今の社会情勢からゴボウの価値が上がっていくと信じているという内容を記載した。
ただ、ゴボウには土壌の物理性、機械や連作障害の問題といった事があり、今以上の普及が難しい作物でもあるらしい。
ここで気になったのがゴボウの連作障害でアレロパシーが直接の原因でなければ障害は人災である可能性が高いので、何が障害の原因であるのか?を調べてみることにする。
まぁ、アレロパシーが原因であっても原因物質の構造によっては、施肥設計で回避できるかもしれないけれど。
ゴボウの連作障害で検索をしてみたところ、家庭菜園向けではあるが行政が運営するサイトにたどり着いた。
ごぼう(家庭菜園サポート) | ぐんまアグリネットによると、ゴボウの連作障害としてやけ病を挙げていた。
やけ病はフザリウム属等の糸状菌とネグサレセンチュウによるものと記載されていた。
どちらも物理性の低下 + リン酸過剰に起因するものである可能性が高く、ゴボウの連作障害は施肥設計に誤りがあるという当たりが付いた。
連作障害周りの内容で、ゴボウの栽培を難しくしている要素3個のうち2個が軽減されるので、ゴボウの普及は機械化のみとなった。
※あくまで軽減で、輪作は必要
機械化は大量栽培、大量出荷のマーケティング方式に合わせたもので、この方式は長い間続くものなので、他業界でよくある新しい切り口によるマーケティング戦略を考案できれば、市場を一気に得られるチャンスでもある。
ゴボウは昨今の社会保険の問題に対して切り込める重要な作物なので、どこかにチャンスが転がっていないかと意識しておこう。
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