近隣の林の林冠でクリーム色の箇所が出来ていた。
時期的にブナ科のシイ(おそらくツブラジイ)の開花だろうな。
今年もシイの木の開花の時期がやってきたの記事で書いたけれども、花蜜や花粉を採取する昆虫にとってボーナス的な蜜量になっているし、
その後のドングリを見てもタンニンが少なくて動物にとってもボーナスのような位置付けになっていて好きだ。
シイの木は森林における極相種(安定的な森林が形成された時の中心的な樹木)的な位置付けなので、都市開発が進むと冒頭の写真のような景色が減っていくだろうし、戻すのに相当の時間を要し、その間は様々なボーナスを受ける事が出来ないのだろうな。
今はハナバチにとっての花蜜とドングリの話題しか挙げていないが、シイの木は様々な花の花粉の媒介者であるハナバチの生命維持のようなものであるので、回り回って人の食生活に関与していくのだろうな。
そんな事をシイの林の林冠を見て思った。
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