ダイダイとナツダイダイは関係あるのか?の記事に引き続き、カンキツの祖先を探る。
少数の祖先品種から交雑を繰り返すことで多様なカンキツ品種が発生した | 農研機構の図を俯瞰していたら、
ダイダイの親が
レモンになっていた。
もう片方の親が不明になっていたので、そちらの親がきっと果皮がオレンジ色だったのだろう。
ダイダイとレモンが近い関係にいたことが驚きだった。
日本におけるレモンの歴史を調べてみると、レモンは歴史が浅く、明治時代初期に静岡県で栽培されたのが始まりだそうだ。
子であるダイダイが鎌倉時代で、親のレモンが明治時代に日本にやってきたのは何とも興味深いが、レモンは原産のヒマラヤからヨーロッパに広がったらしいので、中国に向かったか、ヨーロッパに向かったかでこんなにも変わるのが興味深い。
現在のカンキツは人為的な品種改良の結果なので、形状の違いは各国の人の思いに因るものなのだろうね。