萩の武士とナツミカンや甘夏ことカワノナツダイダイの話題で、ナツミカンの名称がナツダイダイであることについてを触れた。
ここで気になるのが、
正月の飾り等で用いられているダイダイ(橙、ダイダイ)のことだろう。
名前が似ているけれども、何か関係あるの?とか。
冒頭のリンク先の記事で、ナツダイダイは海岸に漂着したタネを育てた事で得られたカンキツと記載されているので、ナツダイダイはダイダイから人為的に品種改良して得られた品種ではないという事はわかる。
ここで役に立つのが柑橘類の遺伝子解析の結果なので見てみることにする。
少数の祖先品種から交雑を繰り返すことで多様なカンキツ品種が発生した | 農研機構の図を見ると、ナツダイダイとダイダイの関係は遠く、どちらも親が不明となっている。
次にダイダイの歴史を調べてみることにする。
Wikipediaに記載されている内容を読んでみると、
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インド、ヒマラヤが原産。日本へは中国から渡来した
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と記載されており、いつ頃日本にきたのか?は記載されていない。
だいだいしぐれ | 伊豆のお菓子処 石舟庵に拠ると、ダイダイは鎌倉時代に伝来されたと記載されている。
ダイダイに限らず、キシュウミカンもだけれども、カンキツは何度も中国から伝来してきて、それらを基に交配を繰り返し、様々な品種が誕生しているのが面白いな。