ダイダイの親はレモンの記事に引き続き、今回もカンキツを記載する。
蜜柑とは何か?の記事でウンシュウミカンの親として
クネンボ(九年母)というカンキツがあることを記載したが、今回は改めてクネンボについて触れてみる。
クネンボは以前はメジャーなカンキツであったらしいが、ミカンを調べるようになってから始めて聞いたのは、1980年代に移出が禁止された事に因る事かららしい。
現在のカンキツの事情から考えるとクネンボは重要であることは間違いないので、触れておくことにする。
クネンボの歴史を見てみると、Wikipediaには
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東南アジア原産の品種といわれ、日本には室町時代後半に琉球王国を経由しもたらされた
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と記載されていた。
クネンボの親子関係を少数の祖先品種から交雑を繰り返すことで多様なカンキツ品種が発生した | 農研機構の図から探してみると、2パターンあり、似たような時期に日本に来たであろうキシュウミカンの子か、後に入ってくるダイダイの子のどちらかがあるらしい。
キシュウミカンことコミカンが室町時代に琉球で栽培されていたか?を考えるとしっくりとこないので、クネンボは大陸にいたキシュウミカンやダイダイから誕生した後に日本にやってきたということになりそうだ。