ツタらしき植物が目についた。
ツタといえば、巻き付きではない形式で壁伝いに伸長する植物で、その仕組みは調べたことがなかったなと。
とりあえず、壁に張り付いたツタに近づいてみた。
ツタは壁に吸盤みたいなものでくっついている。
吸盤らしき器官を壁から剥がしてみたら、壁側にくぼみが出来ていた。
タコの吸盤のように壁にくっついていたのかな?と思ったが、植物の器官に吸引のような機能がなさそうなので、おそらく粘着物質の分泌が頭に浮かんだ。
多糖ならあり得る。
ツタの吸盤らしき器官について検索をしてみたら、どのように蔦が壁に張り付くの? | みんなのひろば | 日本植物生理学会のページにたどり着いた。
とりあえず、
この器官は吸盤と呼ぶらしい。
ブドウ科の木々が持つ巻きひげが変わったものらしい。
予想通り、吸盤から粘着物質を出して壁に付着しているそうだ。
吸盤は最初は緑色をしているが、次第に脱色して、リグニンを蓄積するということも記載されていた。
緑色の時は葉緑素があることになるので、吸盤の葉緑素で壁の付着に必要な物質を合成して、不要になったら維持コストが高い葉緑素を捨てるといったところか?