クヌギの森で昆虫を学ぶの記事で記載したようにドングリの季節が到来した。
ドングリという言葉で連想するのが、
リス等の森の動物たちの主要な餌であって、食べなかったドングリを貯蔵の為に土に埋めて、そのまま食されなかったものが発芽するという話をよく聞く。
この背景があるからか?
小動物が隠れられるような薄暗い場所から発芽する。
ここらへんの話を辿っていくと、陽樹や陰樹の事をより深く理解できるようになるのかもしれない。
ドングリから得られる知見は多そうだということで、最初の一歩としてWikipediaを読み始めてみたら、
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2014年に北海道の牧場で、肉用牛13頭と乳用牛2頭の計15頭が腎臓の障害などで死亡。網走家畜保健衛生所が解剖したところ、ドングリの成分であるポリフェノールによる中毒であることが判明した。
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普通に考えて、ドングリはブナ科の木のタネであって、果実のような動物に積極的に食べられる為の器官というわけではないよな。
自衛の為に動物が避けるような渋みを持つのは当然のこと。
リス等の小動物にはドングリに含まれる渋み成分が効かないというなのか?
ポリフェノールは反応性が高いので、無効にすることは難しいイメージがある。
体の小さなリス等では人体よりも更にポリフェノールの影響が大きいはず。
どうなっているんだ?
小動物がドングリをどこかの土に埋めるという行為はドングリの運搬と種まきという観点から重要であるので、ドングリとポリフェノールには共進化や生態の観点で壮大なドラマがあるかもしれない。