前回の黒米のおにぎりを食べたの記事で、黒米に含まれるアントシアニンには視力増強の作用があるという記述を見つけた事を紹介した。
視力という言葉で連想するものとして、
ブルーベリーがあるけれども、ブルーベリーの何が視力の影響を与えるのだろうか?
今回はこの疑問を追求してみる。
検索をしてみたところ、ビルベリー由来アントシアニンが目に与える機能性 ―ヒト臨床試験と機能性表示食品― 岐阜薬科大学紀要 Vol. 65, 20-27 (2016)という報告に辿り着いた。
ビルベリーというのはブルーベリーの近縁種で、ブルーベリー同様ポリフェノールを豊富に含んでいる。
ビルベリーの果実にあるポリフェノールは他の植物で触れた青色のアントシアニンで、ブルーベリー特有のアントシアニンというわけではない。
これらの内容を踏まえた上で、視力に関する内容を読み進めると、人を含む動物が目で何かを見る時、目にたくさんの光が入り込む。
入り込んだ光の中には紫外線といった有害な光もあり、紫外線によって眼球の奥が傷つく。
傷つき方は今まで植物の葉で触れてきたのと同様で活性酸素が発生する事に因り、見ることに関する細胞が損傷もしくは死ぬ。
アントシアニンの摂取によって、紫外線に因る活性酸素の発生量を抑制することができ、視細胞の損傷を軽減させることが出来る。
軽減は視細胞の再生も少なくすることができ、結果的に視力増強の話題になる。
※再生は夜間の視力にも関与しているらしい
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