昨日、京都の亀岡でネギが寄生植物に寄生されているという報告があった。



ネナシカズラではないか?という話題になったらしい。

自分たちの知る限り、今まで京都でこのような寄生植物が畑に現れたことがなかった。

何らかの環境の変化によって現れた可能性は持っておきたいということで、ネナシカズラについて調べてみることにした。




ネナシカズラはヒルガオ科(もしくはネナシカズラ科)に属する寄生植物で、

根と葉を捨て、茎が周辺の草に寄生し、宿主から水や養分を吸収することで生育する。

ネナシカズラ属 - Wikipedia


葉を捨て、光合成を捨てたことで、葉緑素がなくなり、黄色や橙色の色となっている。

クロロフィルはないけれどもキサントフィルやカロテノイドはあるということか。

マグネシウムを中心に置いて

遥か昔に植物が上陸にあたって獲得した過剰な受光対策

赤橙色の色素からビタミンAができる


このように光合成を捨てて、寄生性になった生物をどこかで聞いたことがあるなと思い返してみると、

べと病等の卵菌(ストラメノパイルの一種)も藻類が光合成を捨てたものだったなと

ショウガの根茎腐敗病とストラメノパイル

ストラメノパイルの藻類たち


話は戻って、

ネナシカズラは植物のアイデンティティである葉や根を捨てた植物であることが分かった上で、

どのように成長するか気になったので再び検索してみたところ、

茎寄生植物ネナシカズラの寄生戦略 - 茎寄生研究用のモデル植物を目指す 生物の科学 遺伝 Vol.70 No.4(2016)

という読み物に辿り着いた。


ざっくりとした感想だけれども、

今まで得た藻類の知見を重ね合わせて、

ネナシカズラは今まさに葉緑素を捨てている最中であるように感じた。


これらの話は次回にすることにしよう。


-続く-


追記

ヒルガオ科はやはり強いなと

ヒルガオ科の強さに期待する