前回のMinecraft: Pi Edition: Reborn on Ubuntuの記事で、Raspberry Piでのみプレイできると思っていたMinecraft: Pi Edition(以後、MCPIを略す)だけれども、CPUがAMD(intel core i5)でOSがUbuntuのPCでプレイ出来るようにした。
以前からMCPIはプログラミングの教材として注目をされていて、
これがRaspberry Piでなくても動作するというのは有り難い。
何故、Raspberry Pi以外でも動作すると有り難いのか?というと、プログラミング教育のみ用途であれば、持ち運びができてどこでも起動できるノートパソコンの方が重宝して、Raspberry Piをノートパソコンのように扱うのは難易度が高い事が悩みどころだった。
ただ、教育用のパソコンをUbuntuだとすると、Windowsのノートパソコンを購入して、OSを入れ替えてということで、ノートパソコンが高額になってしまうのが新たな悩みごととして挙がってくる。
Ubuntuであれば中古のノートパソコンで良くないか?と思うかもしれないけれども、最近のRaspberry Piの性能が高すぎて、それに匹敵するノートパソコンであって欲しいという気持ちがある。
こんな背景から注目していることがあって、今回はそれを紹介する。
これからの話は購入して検証したわけではないということを予め了承して欲しい。
あくまで将来はこうなって欲しいという希望のようなもの。
日本では販売されておらず輸入になってしまうが、サムスンからGalaxy Book Goという格安のパソコンが発売された。
Galaxy Book Go | Compact Portable Laptop | Samsung US
369$(40,000円前後)という価格で、性能が低いかといえば、よくよく見てみるとこの価格帯とは思えない程性能が高い。
このノートパソコンは他と何が違うのか?といえば、搭載されているCPUがQualcomm(クアルコム)のSnapdragon(スナップドラゴン)になっている。
スナップドラゴンはプログラミング教育で注目すべきはARM + Debian + Pythonであるはずだの記事で触れたARM製のCPUで、スナップドラゴン自体がUbuntuに対応しているかはわからないが、Raspberry Piに触れていて、ARM製のCPUでUbuntuが安定して動作するのはわかっている。
Armbian – Linux for ARM development boards
Install Ubuntu on a Raspberry Pi | Ubuntu
何が言いたいのか?というと、ARM製のCPUを搭載したノートパソコンが登場しつつある。
しかも低価格で高性能なマシンも出始めている。
このままの流れでARM製のノートパソコンが出回れば、高性能且つ教育向けの高性能マシンが手に入りやすくなるはず。
この内容を読んでいて、教育用はChromebookで良いんじゃね?と思うかもしれないけれども、Chromebookでは小中学生のコンピュータに対する好奇心に応えられる程の操作の自由度はない。
Chromebookの価格帯とRasbperry Piの自由度の高さのちょうど間のマシンがどうしても欲しくて、この要件を満たすのがARM製のノートパソコンではないか?と期待している。