マテバシイのドングリが目に付いた。

完熟までもう少しといったところか。

マテバシイが開花した


枝にある小さな丸いものは実が形成されなかった雌花で、受粉はしたのか不明。

雌花は小さいといえど咲かせるのにそれなりのエネルギーを要するわけで、無駄が多いなと。



他の穂を見ると、ドングリが重なりあったところの真ん中の実が小さくなっている。

これまた無駄な構造をしているなと。


マテバシイを含むマテバシイ属は系統図で見ると、


ブナ科の系統を見る再び


ブナ科の中で相当古い種であると考えれている。

ここで気になったのが、比較的近縁種に当たるシイ属とクリ属の結実具合はどうなのだろう?ということで、取り急ぎ、このマテバシイの近くにスダジイの木があるので寄ってみた。

スダジイの尾状花序の上をハナバチが歩く


早速結実具合を見てみたところ、



きっちりと殻斗が形成されていて、無駄が少ない状態になっていた。

しかも、実の部位が葉に覆われていて、マテバシイの実よりも見つける事が難しかった。


マテバシイの無駄の多い構造は一体何なのだろう?



昆虫の受粉の効率なのかな?

※写真はスダジイの花の方



それとも、各々の雌花が近接の雌花と距離を測って、お互いに制御し合っているのかな?

スダジイ以降のブナ科の木では雌花の形成位置が最適化されて、お互いの制御が必要なくなったとか。