そろそろドングリの形態の詳細を見ていくことにしよう。

上の写真のドングリはこの木、何の木、気になる木の記事で見たドングリの木の下に落ちていたもの。


自身の目利きが正しければ、このドングリはマテバシイのものになる。

本題はここからで、上の写真の矢印の箇所でドングリの殻斗に瘤らしきものが出来ている。



視点を右にずらすと、ドングリがない箇所でも数個の瘤が繋がったようなものが出来ている。

これはどうやらドングリにならなかった殻斗であるらしい。


そもそも殻斗は何なのか?から触れる必要がある。



来年に開花した時に改めて触れるが、今は素材サイトの写真を拝借して、上の写真はマテバシイの花序(複数の花が集合している形)になる。

花序には様々なパターンがあるので詳細は端折るが、一つの穂に雄花と雌花が密集している。


ドングリはタネであるので、雌花の方で受粉と受精することで出来る。

殻斗はブナ科特有の器官になるが、他の花でいうところのがく片(ブナ科には明確ながく片はないらしい)の外側に位置する保護器官であるそうだ。


花序で雌花が密集していて、且つ受精した花が一つである場合、



こんな形でドングリの殻斗に受精していない殻斗が融合する。


この文章からわかるように、ブナ科の花は他の花と特徴が異なるので、来年の春に実際に見るのが楽しみだ。