先日(クリスマス前)、とあるイチゴのハウスに入った。

ハウス栽培のイチゴはちょうど受粉や実りの時期で、



ハウス内でミツバチが飛び回っていた。




最近、とある殺虫剤を使用することで、ミツバチの数が現象しているという話題がよく挙がっていた。

件の殺虫剤は効果は緩やかで人体に影響が少ないとは言え、

大半の殺虫剤は神経に作用するものが多いため、

栽培において害虫と益虫で選択的に効かせるというのは難しいだろう。


とは言え、

受粉時期に殺虫剤は使用しないから、

おそらく浸透移行性の農薬の効果が残っていてミツバチに影響を与えているというところか?


ハウス内であれば、密空間になるためなおさら。


受粉の時期であれば、生殖成長の優先度が高くなる時期であり、

作物の株の負担というのも徐々に大きくなっていくものだろう。


イチゴ等の植物体としての旬じゃない時期に需要が高まる作物において、

無農薬栽培で安定的に収穫までもっていくのは超難関だろうけど、

農薬の使用量を減らすための施策は常に行わなければならないのだろうなと。


農薬は感染した株に対しての治療という意味合いではなく、

肥料や農薬を駆使して予防に努める。


治療薬と予防薬は作用点が異なるので、

殺虫剤の使用量は減らせるはずで、減らすことができればネガティブな要因の発生率も減らせる。


抽象的な内容になってしまったけれども、

殺虫剤の使用量を減らすためには肥料や堆肥の選定が必須で、

肥料や堆肥の選定の確度を上げるためには使用時の目標が必要で、

目標を決めるためには作用や土への馴染み方を把握することが必要で、

結果、土とは何なのか?という農業哲学と向き合わなければならない。


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