ラクトン系香気物質についての記事で、
モモの香気物質のラクトン系香気物質について触れた。
上の図はγ-デカラクトンという化合物で、炭素数が10なのでラクトンC10と呼ばれることもあるらしい。
炭素数をわざわざ記載したということは、ラクトンには炭素数で違いがあり、炭素数が6〜12のラクトンがあるそうだ。
モモに含まれるラクトンのうち、炭素数6のものをγ-ヘキサラクトンと呼び、炭素数11のものを、
I, Silvercat, CC 表示-継承 3.0, リンクによる
γ-ウンデカラクトンと呼ぶ。
γ-デカラクトンとγ-ウンデカラクトンの向きが異なっていて見難いが、違いは環に繋がっている脂肪酸で見たような炭素鎖の長さが異なっているのみとなっている。
香りの感じ方の強さに関しては、炭素数が多くなる程、強くなる傾向にありそうだ。