家でラッカセイのタネを播きたいという話題になったので、ラッカセイを育て始めることにした。
ラッカセイと言えば、
発芽時に子葉が地上にあまり出ず、
いきなり本葉が地上部に出てくるように見える発芽形態らしい。
更にラッカセイといえばマメ科
マメ科といえば子葉の特徴が独特の科で、
植物学の教科書でも双子葉の中で特別な扱いである。
子葉に初期成長で必要な栄養を溜め込む無胚乳種子だ。
無胚乳種子であるマメ科は子葉に養分が豊富に含まれている。
話は戻ってラッカセイは子葉が地中に残る。
となると、
こんな感じで、
足に対して体が重量級のダンゴムシ等でも安易に子葉に到達できて、
ダンゴムシは子葉をかじっていた。
これはラッカセイにとってよろしくない状態なのか?
正直迷うところ。
子葉の位置が様々な土壌の虫にとって良い感じの個所に配置されるので、
これは虫にかじられることを良しとしているようにも見える。
ダンゴムシで検索してみたところ、
松良俊明 - ダンゴムシの摂食活動が植物生産に与える正の効果 - 京都教育大学生物学教室
という短報が見つかった。
デトリタス食者であるダンゴムシの糞には植物(文中ではウキクサ)の成長を促進するという内容が記載されていた。
ダンゴムシの糞の微生物の数は摂食する前の枯葉ものと比較して124倍近く多く、
枯葉の有機物の無機化が促進されているのだろうと考えられる。
pHに関しても植物にとってポジティブな結果となっていた。
ダンゴムシの殻は炭酸カルシウムで形成されていると以前どこかで読んだ。
炭酸カルシウムといえばく溶性の石灰塩だ。
ラッカセイといえば比較的カルシウム分を欲する植物として扱われている。
これらの内容を加味すると、
根元にダンゴムシを集めたいのではないか?
なんてことを思えてくる。
実際のところはラッカセイでなければわからないけど、
ここのラッカセイは子葉をダンゴムシにかじられても、
致命傷となるような症状はまだ見られない。
関連記事