平日はほぼ毎日訪れているレンゲ米を栽培している田にて、暖かい日が続くようになったからか、
今年最大の出来事は物理性の改善 + レンゲ + 中干しなしの稲作によるインパクトを感じたこと
白い花が一斉に咲き始めて、白い絨毯と化した。
この花は何だろうと近づいてみると、
アブラナ科のナズナ(通称ぺんぺん草)だった。
この田ではレンゲの開花付近まで耕さないので、ナズナは確実に結実してタネを落とすだろう。
去年はこんなにも白い絨毯化していなかったので、おそらく物理性の改善でナズナにとって有利な環境になったのだろう。
結実して真先に頭に浮かぶのが、花粉という形で亜鉛の持ち出しと、タネに養分が凝集されるという問題だけれども、記憶が正しければナズナは自家受粉でタネが周辺の散布なので、養分の使い勝手は悪いが、養分自体は田からの持ち出しはほぼ発生しない。
田植え時の灌水でタネが水没し続けるようになるけれども、この灌水でどれ程タネが死滅するのかが気になった。
冒頭の写真の白い絨毯化しているところを見ると、たくさんのタネが生き残ったのは間違いない。
アブラナ科の緑肥の話になるけれども、肥料分を切った状態で栽培をすると、色々と良いことがありそうなので、今回のナズナで白い絨毯化は春からの稲作で良い影響をもたらすと期待したい。