前回の風化した斑れい岩の露頭の下に堆積した土の色は何色か?の記事で粘性の低い深成岩である斑れい岩が風化した露頭の下に堆積した土を見たことを記載した。
堆積した土の色はというと腐植(有機物)があまり堆積していないような灰色の土だった。
粘性の低い火成岩として斑れい岩に対応する火山岩として玄武岩があるけれども、
玄武岩質の岩石が風化したところと比較すると全然土が黒くない。
岩を構成する各鉱物の含有量よりもマグマがどこで冷えて固まったか?ということが、後々の風化後の土の形成に関係するらしい。
斑れい岩の風化後の土を見て、京都北部の舞鶴のことを思い出した。
舞鶴という地域は所々にある山が苦鉄質の斑れい岩質の岩石(緑色の箇所)で構成されている。
粘性が低い岩石≒風化したら腐植を蓄積させやすいと予想していたため、
斑れい岩質の山の付近に黒ボク土がまったくないことが予想外だった。
この舞鶴の状況も枚岡公園の額田山の露頭の下の土を見てしっくりくるようになった。
粘土鉱物のことをもっとしっかりと理解すれば、まだ訪れたことのない地域の予想の精度が更に上がるかもと思った。
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