ひこばえを見かけた。
ひこばえは米の収穫後に田を耕さずに株を放置したことと、栽培中の肥料分の残りによって再生した株が再び実を付ける現象で、農村では重大な問題の一つになっている。
今年、ひこばえを見て思ったことがある。
ひこばえ形成に使われる肥料をレンゲ等の緑肥の生育に利用できれば良いのになと。
物理性の向上を徹底的に行った田では、一雨から得られる安心感が圧倒的に違う
米の収穫後に耕起するのは大変なので放置するという流れになるだろうけれども、中干しをしないことが稲作の利益率を高める確信を得たの記事までで得られた土壌の物理性の改善の恩恵を知ってしまった今となっては、収穫後のちょっとした労力を惜しむ事が、来年の田植え後の作業量が増大することに繋がるので、やはりひこばえに養分が使われるのは惜しいなと。
そんな事を稲作をしていない自分が書く資格なんて本来はないのだけれどもね。
冬期の緑肥は大気中の二酸化炭素の固定に繋がるので、昨今のSDGsのネタは至るところにあるものだ。
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