大多数を占める日和見菌の振る舞いまでの記事でずっと続いている作物の病気と農薬の話で、

農薬の作用点が細胞レベルで語られるのであるならば、

病気の理解も細胞レベルで語られる必要があるわけで。

遺伝子の水平伝播


病気に関しての総合的な判断力を獲得するためには、

土壌微生物の分類も必要だろうと、


By 投稿者作成 - Cavalier-Smith, T (2004). “Only six kingdoms of life”. Proc. R. Soc. 271 (1545): 1251–1262. doi:doi:10.1098/rspb.2004.2705. PMID 15306349.Gribaldo S, Brochier-Armanet C (2006). “The origin and evolution of Archaea: a state of the art”. Philos Trans R Soc Lond B Biol Sci 361 (1470): 1007–22. doi:doi:10.1098/rstb.2006.1841. PMID 16754611.Bacterial/Prokaryotic Phylogeny Webpage, CC 表示 3.0, Link


3ドメイン説から触れてみることにした。

ドメイン(分類学) - Wikipedia


3ドメイン説は放線菌の合成する抗生物質周りの理解で大事な概念だったりする。

抗生物質ストレプトマイシン


とは言っても、各分類の詳細をじっくりと把握するわけではなく、

これから出会う菌をざっくりとイメージするためのもの。


植物の病気に関係する菌は大半が糸状菌とグラム陰性の細菌で、

糸状菌は右の真核生物(ユーカリア)の更に右端の青い箇所の菌類、

グラム陰性は左の細菌(バクテリア)の大半になる。

菌と細菌について


これらの話はここまでにしておいて、

このドメインを俯瞰していると現れてくる存在がいる。


それは、



木の幹の表面あたりで良く見かける



地衣類だろう。

この地衣類って宿主の木にとってプラスなのか?マイナスなのか?

いつも謎なんだけど、


この地衣類は光合成出来る菌になるらしい。

ちょいと光合成の話でも


光合成出来ると言っても、菌自身が葉緑素を持って光合成しているわけではなく、


By 不明 - このファイルは以下の画像から切り出されたものです: Meyers b6 s0351.jpg, パブリック・ドメイン, Link


細胞断面から見て、bの箇所に細胞(バクテリア)に区分されるシアノバクテリアか真核生物(ユーカリア)に区分される緑色植物の緑藻に区分される光合成できる微生物と共生している。

地衣類 - Wikipedia


菌が光合成を行う生物に必要な養分を調達して、

光合成を行う生物が菌に合成した産物で返す。


まるで最近の経営手法における、

会社が専門家を囲うのではなく、フリーランスに外注して高度な仕事をこなすことに似ている。


共生が生態系と進化で生物がある程度出揃ったところで発達したものだとすると、

企業が専門性の外注を行い始めた昨今は、

生態系の観点から見ると共生関係に沿っていると言えることになるので、


今後の経営の流れは、

公園の木を見ていればなんとなくわかるようになるのかもしれない。




ところで、

光合成を行う際に水から電子を取り出すためにマンガンが必要になるけれども、

これは宿主の幹から吸収しているのかな?

鉄過剰症で見えてくるマンガンの存在


空気中に漂っているマンガンがあるなんて想像できないし…


となると、

(ここからは個人的な勝手な想像になるけれども)

細胞としては既に死んでいる幹に微量要素が残っていることになって、

しかもそれが活用されていないってことになるよな?

リグニン合成と関与する多くの金属たち


木が自身の体を強くした時の残りを

地衣類が再利用するために集まっていたりして。


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