前回の大豆肉に注目しているの記事で、記事名通り大豆肉に注目している。

注目の理由は上記のリンク先の記事で挙げたのでこの場で再び触れることはしないことにする。



日本でダイズの栽培といえば、稲作からの転作が有名なのだけれども、懸念事項がいくつかあるのも有名だ。

それは、田では水持ちが重要されているが、ダイズでは土壌に酸素が入るような物理性が必要となる。

※物理性≒団粒構造の形成により土のガス交換が活発になる


物理性や排水性を向上させると田に戻せなくなるという心配が生じる。


なんてことを思っていたけれども。



清水っ粉の方の稲作の栽培技術の向上の挑戦により、ダイズは転作ではなく、イネとダイズを交互に栽培した方が良いのでは?という考えになった。

高槻米の米粉「清水っ粉」からできた米粉めんを頂いた


交互といっても、稲作の後は必ずダイズ作というわけではなく、稲作を3回した後にダイズを1回栽培して稲作に戻るといった輪作が良さそうだ。


何故こう思ったか?というと、物理性の向上 + レンゲ栽培 + 中干しなしの稲作の新たに生じた課題の記事までで触れてきたが、稲作で物理性の改善を行っても田の水持ちは低下しなかった上、物理性の改善を行えば行う程、栽培が楽になりつつ秀品率が向上されたから。




ダイズへの転作での一番の懸念点は亜鉛等の微量要素の欠乏がある。

牛糞で土作りをした時の弊害をまとめてみると


畑作の慢性的な微量要素欠乏は光合成の質を高める為に川からの恩恵を活用したいの記事で記載した通り、



稲作を行い、川の水を田に入れることで軽減される。

物理性を改善した田で常に川から水を入れ続けることで更に軽減される。


ただし、稲作の中干しという管理技術の歴史は浅いの記事で触れた通り、数作に一度、田の水を抜きっぱなしにする悪影響というものが心配になるので、


木炭の施用と合わせて何の緑肥のタネを蒔けばいい?


ダイズの栽培で相性が良いとされるマルチムギを育てることで土が極度な酸化状態に晒される心配は軽減される上、



イネ科緑肥の効果、再考の再考の記事で触れたような、マルチムギを介して積極的な土のガス交換が発生するかもしれない。


大豆肉の普及に稲作の見直しが重要になるのは間違いないと思っている。


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