神戸駅から高速バスに乗車して、淡路島の陸の港西淡を向かった時、国生みの島・淡路と記載された観光案内を見かけた。
話は変わって、NHKのブラタモリという番組で淡路島の回があって、淡路島の国生みに関する内容が紹介された。
「淡路島〜神はナゼ淡路島を“はじまりの島”にした!?〜」 - ブラタモリ - NHK
日本の神話である古事記には、イザナキとイザナミという夫婦神が天沼矛(あまのぬぼこ)で海水をかき混ぜ矛を引き上げた時のしずくから最初の島のオノコロ島が出来たという記載がある。
ここでいうオノコロ島というのが、
淡路島の南に位置する沼島である可能性が高いらしく、この島の南端には、
天沼矛のモデルである可能性が高いとされる上立神岩(かみたてがみいわ)がある。
興味深いのが上立神岩の北側(島から見える方)が緑色片岩で形成されているということだ。
何故、ここに緑色片岩があるのだろう?ということだけれども、沼島自体が淡路島の端にある島で、ちょうど中央構造線の縁のところに位置していたことで、淡路島から見たら地質の変わり目であって、上立神岩の見た目が緑色の奇岩ということも重なって、ここに神話性を見出したのだろう。
緑色片岩の主の鉱物は緑泥石であって、緑泥石を中心にしてで記載したが、緑泥石は稲作を豊作に出来る要因である為、古くから緑泥石に大きな価値を感じていたのだろうと思ってしまう。
更に中央構造線という日本列島の形成に大きく関与したところに神話の話があることも興味深い。
とりあえず、日本にある神話を追っていったら興味深いことがたくさん得られるかもしれないと思い、古事記を読もうとしたが文体に馴染みがないので、昭文社から発売された地図でスッと頭に入る 古事記と日本書紀を購入した。
地図でスッと頭に入る 古事記と日本書紀 - MAPPLE SHOP