3年程前に訪問したインスフィアファームさんがネットショップを開始したということで注文した。

インスフィアファームさんから野菜セットをいただきました


先にインスフィアファームさんの紹介をすると、福井県坂井市でプロフェッショナル(フレンチ・イタリアンレストラン等)向けの野菜を生産・販売されている方です。

株式会社インスフィアファーム | レストラン・プロフェッショナル向け野菜を生産している農業企業です

Zaffer.shop レストラン向け業務用野菜を、特別に産地直送にて販売しています。


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野菜を選んで購入するスタイルのネットショップになっている。




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サツマイモの安納芋を蒸して食した。

安納芋といえば、中身の黄色が濃くて、甘味が強い品種として有名なサツマイモ。


今までこの黄色の色素のことを気にしたことがなかったけれども、この色素は何なのだろう?と気になった。

早速、安納芋で検索をしてみると、

坂本知昭・片山(池上)礼子著 サツマイモ品種「兼六」と「安納いも」の類縁性 - 育種学研究 Preview doi: 10.1270/jsbbr.19J01

という論文にたどり着いた。


上記論文では安納芋が主ではないけれども、類似品種の兼六の根塊にβ-カロテンを含み、分析結果からも(品種によるが)安納芋にもβ-カロテンを含み、それが根塊の色に影響を与えているようだ。


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β-カロテンといえば、西洋かぼちゃの果肉の色の要素でもあって、摂取すると風邪がひきにくくなると言われている。

冬至にかぼちゃを食べると風邪をひかないというけれど


抗体こと免疫グロブリンの産生にとって何が重要か?の記事で、β-カロテンが獲得免疫で重要な免疫グロブリンの合成に関与している可能性があるらしいことを触れた。


人体にとって生きる上で重要な成分であるが為に、β-カロテンを豊富に含む食材を美味しそうに感じているのだろうか?


実際に安納芋は美味しい。


余談

今回紹介した論文中に安納芋は糖を豊富に含むといった分析結果も掲載されていた


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